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僕の好きなこと
英語が好きだ
僕の好きなことを話そう。
僕は英語が好きだ。
僕は幼年時代から英語の音声を聞いてきた。2つのきっかけがあった。
1つ目はビートルズの音楽を聞いたからだ。
遠出に行く時、僕のお父さんは車で必ずビートルズの曲を流していた。
ビートルズのファンだからだ。
僕のお父さんの好きな楽曲が2つある。『Hey Jude』と『Don't let me down』だ。
Hey Jude, don't make it bad.
Take a sad song and make it better.
Remember to let her into your heart,
Then you can start to make it better.
この冒頭の歌詞が流れると、僕のお父さんはノリノリになるのだ。
僕も楽しくなって、聞いていた。
その後、終盤に差し掛かり、"Better, better, better, make it better HOOOUU~~!!"と曲のトーンが上がってくる。そして、"Yeahhhh. Oh, yay, Lalala~laaaa!!と続く。
この時、僕のお父さんの気分は最高潮に達していた。
まるでロックンローラーのように叫ぶのだ。
僕は興奮気味だった。
僕のお父さんと一緒に『Don't let me down』を聞く時も、曲のトーンの上げ下げが激しい。まるで誰かに訴えかけているような声と表現だ。その声と音楽が好きなのだ。
僕はその時に聞いた英語がカッコいいと思った。それが原体験だ。
2つ目は寝る前に児童学習者向けの英語音声教材を使って聞いていたからだ。題材はディズニーだ。ディズニーのキャラクターが日常の英会話を行うシーンを盛り込んでいる。その音声教材を何度も聞いていた。
僕は聞いているうちに「英語ってなんだ?」「この言葉はどういう場面で使われているの?」と子供ながらぼんやりと考えていた。
これが英語を知るきっかけになった。
それから少年時代にカナダへの海外移住や国際学校での教育環境に身を置き、英語に慣れ親しんだ。少しは話せるようになり、自信がついてきた。人間関係や勉強面では躓いてばかりだったけど。
僕はその頃から英語を生涯学習の友とすることに決めた。
だが、大人になり、ニュースで世界の状況を見渡していけば、これからも英語一強の時代は続くとは限らない。アメリカの国力が徐々に衰退してきている。イギリスも近年、スコットランドの独立に関する権利やその他の諸事情を巡り、内部で分断が起きている。一方で、中国やインドが急速に力をつけている様相を呈している。世界秩序の安定を保つための主導権は一体どこの国が握るのか。はっきりとした道筋は示せない。
要するに、多言語対応の時代に突入したのだ。世界中の人と交流する機会が増えていく。その場合、他の外国語について関心を持つことがより重要になっていく。また、学習面では翻訳アプリの開発及び普及などの生成AIの台頭により、語学の勉強に時間とお金をかける意味がなくなるかもしれない。そういう意味で外国語学習は必要なのかどうかが問われる。
僕たちの母語である日本語は消滅する可能性が無きにしも非ずだ。母語を守ることが重要なことは誰でもわかっている。アメリカやイギリスも母語である英語を守りたいと考えることは自明の理だ。
僕たちはどうやって言語を守り、残すべき文化や良い慣習を次世代に引き継いでいくか。外国との文化や慣習にどう向き合っていくべきか。考えるか否かは個人の自由である。
ビートルズが好きだ
僕の好きなこと。
僕はビートルズが好きだ。
先ほど少しだけ話したけど、車で聞いたビートルズの曲を聞いたことで興味を持つようになり、英語に親しむようになった。
やがて、ビートルズに興味を持つようになった。
僕がビートルズの何が好きなのか。
それはビートルズの歌詞に登場する表現だ。
僕がビートルズの楽曲で一番好きな歌は『Let it be』だ。
この歌を聞くと、心が落ち着いてくる。
When I find myself in times of trouble
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom, let it be
僕が苦境に立たされている時
神聖なる母が現れ
格言を伝えてくれる
「なすがままに」
聴く人の心をひとまず落ち着かせる音楽とともに人生経験を振り返りながら語るような歌詞。心に響いてくる言葉を一つ一つ散りばめている。この歌にうっとりした気持ちになり、聞きほれてしまうだろう。
所々に『let it be』が連発する。let it be という英語表現は2つの解釈に分けられる。命令文と祈願文だ。
命令文で意味を考えた場合、訳すと「なすがままに」になる。使役動詞let+目的語+動詞の原形で形作る。「(目的語)が(動詞)することを許す」という意味が成立する。「その存在を許しなさい」、転じて「なすがままに」となる。
祈願文で意味を考えた場合、「どうか成りますように」となる。let it beは聖母マリアを連想する曲であるため、聖書の受胎告知を引用しているという見方ができるのだ。let+主語+動詞の原形という構文がある。letは祈願の表現として使われる側面がある。この曲では、神を指しているので「どうか神様の御心のままになりますように」という意味で捉えている。
let it beの表現は歌詞によって解釈が違うため、注意深く意味を読み取ることである。
僕はビートルズが作り上げた歌詞の言葉が好きだ。もちろん、ビートルズのメンバーも好きだ。これだけ世界中の人々の心をつかむことができるアーティストはどの音楽家でも負けず劣らずではないだろうか。音楽を通じて伝えていくアーティストの言葉や人柄は人々を惹きつける「引力」があるのかもしれない。
ポケモンが好きだ
僕の好きなこと。
僕はポケモンが好きだ。
1995年に発売した『ポケットモンスター 赤・緑』からプレイしている。最新作の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』も体験済だ。
僕がポケモンを愛する理由は3つある。
1つ目はゲームの世界の中で自由に冒険できることだ。
僕たちは学校を卒業したら、会社や役所に就職して働き続けるという生き方をしている。日本では実業家・スポーツ選手・芸能人といった自由業や個人事業主である場合を除いて、組織で人生の大半を過ごしている。(もちろん、自由業や個人事業主も決して楽ではない。)
会社などの組織にいれば、自由に行動することはできない。
でも、冒険物語をメインに扱うゲームであれば自由に旅をすることができるのだ。
僕はポケモンという可愛らしいモンスターと一緒に様々な場所へ冒険し、トレーナーたちとポケモンバトルで競いながら、頂点を目指していくという物語が楽しい。チャンピオンになっても、行きたいところに旅をし、自由に行動できるという利点がある。
僕も色々な場所を旅して、世界がどのように広がっているのかをこの目で見たいという欲があった。
今後もその淡い夢が実現できるかどうか。私には見当がつかない。
2つ目はキャラが良いことだ。
どのポケモンも素晴らしい。愛嬌のあるポケモンから強くて格好いいポケモンまで多岐にわたる。
ちなみに僕はレックウザとエレキブルが好きだ。
レックウザはオゾン層の上に生息するポケモンで滅多に現れない。緑色のボディが格好いいのだ。エレキブルは電気技だけでなく、炎や氷系のパンチ技を覚えることができる。攻撃力が高い。とくせいの「でんきエンジン」で工夫次第で素早さをアップできるから肉弾戦に強いのだ。
3つ目はポケモンの名前の由来を考えることが楽しいのだ。
例えば、イイネイヌ・マシマシラ・キチキギスというポケモンがいる。
3匹のポケモンは日本昔話『桃太郎』に登場する家来の犬・猿・キジから着想を得たということが想像に難くない。
このように名前の由来を考えることは想像力を発揮するための思考訓練になるのだ。
「ポケモン」というゲームから生み出した文化はこれからも世代を超えて愛されていくであろう。
あっぱれ!あっぱれ!
そんな僕でも、好きなことはとことん追求するのだ。他にもあるけど。
僕と家族はこれからも好きなことを大切にしながら、生きていく。
おしまい。
※ 家族にまつわるエッセイのシリーズはこれで終了します。
noteをご覧になった方々には、ご通読いただきまして誠にありがとうございました。読んで頂いた皆様には少しでも鬱屈した気分をはねのけるようになっていただければ幸いです。因みに、目次でキーワードにアクセスすることができます。どのテーマから読んでも構いません。また書く機会があるかもしれません。その際は発信していきます。
■ 記事・読書案内
そもそも英語とは何?英語の歴史を紐解くと、そこにはアメリカ・イギリスの文化戦略が隠されていた。果たして英語は生き残るのか?それとも別の外国語が台頭するのか?日本語はどうなるか?言語の未来を考える書。
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ご助言や文章校正をしていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。