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我々が話しかければかけるほど、猫たちはおしゃべりになる

気づけば7月。2020年も折り返し地点とは驚愕ですね。
ところで、このたびのステイホーム期間でどうにもツイッターを見る頻度があがっていたのですが、先日のこと。

「おー。すごいバズってるツイートが」

とふむふむ見ていたら、なんとうちで出した本にとってもとっても関連している記事が……!
こうしちゃおれん、乗っからせていただこう(キリッ)と、こうしてnoteをあわあわ書き始めた次第です。


その本の名は……ずばり『猫語のひみつ』

NF-50_猫語のひみつ_1-2

そうです。そこの猫を愛するみなさま。猫大好きな我々にとってまさに夢のような1冊なのです。

猫と暮らすほとんどのみなさまが確信されているように「うちの猫は人の言葉がわかるの」は完全なる真実!だとわたしも思っていますが、いやいや、それでもたまに「ギュル」とか「んにゃっ!」とか「んむー」とかとか。……ん? なんだいまの声は? なにを話したかったんだ?? と不思議になることもあるはず。


先に言っておくと、本書ですべての猫語の謎が明らかに!ということはありません。なんといっても相手は天下のにゃんこ様。とにかく奥深い存在なのです。

ただ、「あ、こんな気持ちでこう話してるのかも」と手がかりになったり、意思の疎通をもっとしやすくなるヒントは満載。

そしてわたしが本書で「おお」と思ったポイントのひとつが、まさに冒頭で「バズってるツイートが」と書いた志学社さん(@shigaku_sha) の投稿にあったくだり。

〝ネコが「ニャー」と鳴くのは、ほとんどの場合人間に話しかけているのであって、他のネコに対して鳴くことはあまりありません〟


そうなんです。敵に居場所を知られたくない猫にとって、本来「言葉でのコミュニケーション」は取らない手段。でもわれわれが話しかければかけるほど、猫たちは「なるほどね。こうしてコミュニケーションをとるわけね」とおしゃべりになっていくのだそう。

そう、猫たちはちゃんと人間とおしゃべりをしている――「うちの猫は人の言葉がわかるの」は、やはりある意味、真実だったわけです。


大学で音声学を教える、猫を愛してやまない著者が何年もかけ、1000を超える鳴き声サンプルをもとに分析したネコ語研究の集大成。ネコ語のひみつ以外にも、「うちの猫、わたしにだけなつきません涙」といったお悩み相談コーナーもあるので必読です。

ぜひともお手にとってみてくださいませ🐈

担当編集 M

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