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【読者感想大公開!】韓国の日常系ミステリー『誘拐の日』(チョン・ヘヨン=著)

6/17発売の新刊『誘拐の日』(チョン・ヘヨン=著、米津 篤八=訳)。
ハーパーコリンズ・ジャパンで初めてのアジアンタイトル、韓国から届いた日常系ミステリーです。

さて、今回ゲラをいち早く読んでいただいた書店員さん、一般読者のみなさんのご感想を大公開させて頂きます!(もちろんネタバレ等はありませんのでご安心ください)

何よりもお気に入りなのが頼りない誘拐犯と誘拐された天才少女の関係性。一見物騒な「誘拐」という言葉に似合わない、奇妙でほんわかしてしまう2人のやり取りにくすっと笑ってしまう。刑事でさえ、罪に問うのを躊躇ってしまう、そんな2人に癒され、心が温かくなりました。終わった後も想像を巡らせてしまう、余韻たっぷりユーモアたっぷりのミステリーでした!
(さんく・20代)
ラストはパズルのピースが嵌まっていくかのように、するすると謎が解けていくのが気持ち良く、最近読んだミステリの中では最も満足度が高く、謎解きの爽快感をたっぷり味わった!前知識を何も持たずに読んで、二度三度とたっぷり驚いてほしい
(紫花/ブクログ)
ぐいぐい一気に読ませる鮮やかな筆致。脳内に映像が広がり登場人物が動き出しました。家政婦のいる豪邸は『パラサイト』を彷彿とさせ、ちょっと気弱な誘拐犯は若き日のソン・ガンホか、ファン・ジョンミンか、コン・ユか。韓国社会の闇を伏線としてちりばめながら、回収する過程で浮かび上がるのは、差別意識や見栄、格差など、日本も抱える問題の数々。極上の韓国映画を観た後のような、ずっしりとした満足感に浸っています。
(まるまる・50代)
元々韓国ドラマが大好きでよく観ていたこともあり、ロヒが住んでいた豪邸の様子や、貧富の差などの状況を頭に思い描きながら楽しく読ませていただきました。複雑に絡み合った糸が作者の手によって巧みに解かれて行くストーリー展開に、原稿から手が…目が離せませんでした。
(ゆーこ・30代)

余計な描写を削ぎ落したリズミカルな展開に冒頭から一気に引き込まれる。誘拐、殺人がからむストーリーでありながら、全編を覆うユーモアのおかげで陰惨な印象は一切なし。気弱な主人公と勝気な少女とのやりとりは、感情移入するに十分。フェミニズム、SFに続く韓国文学のブームはミステリーで決まりか!
(熱々拇指・50代)
ミョンジョンとロヒの言葉のやり取りに、なんて言葉使いなんだろうと最初は驚きましたが、それぞれの性格が分かって読んでみると、何故か微笑ましくホッコリする場面も多かったです。また、もし映画化されたら誰が適任か?を と配役を勝手に想像しながら読むのも楽しかったです。
(へそまき・40代)
時にユーモアを交えながら、からみあう30年前の事件。息づまるサスペンスの連続と二転三転する真相。「正義」とは何なのか? 初邦訳の韓国ミステリの寵児発見! その圧倒的な筆力・プロットに瞠目せよ!
(Blues・50代)
テンポよく進んでいくストーリーの展開と、次第に明らかになる事件の全貌に最後まで目が離せなかった
(WANDA・ブクログ)

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