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Nov.2022③ 2 Weeks Break

「君は今休んでいい時なんだから」と言われてから、存分に休むようにしている。

そうやって人から言われて初めて、自分が、なかなかハードな状況にいることを思い知る。引っ越してからは、わりと楽しく生活していたから気づかなかったけど、ポジティブな変化であっても刺激を受けると人間やっぱり疲れてしまうんだなと。元気なつもりでいたけど、そうでもなかった。

「休んでいい」
「何もしなくていい」
「そのままでいい」
というような言葉には本当に弱い。
そのままを受け入れてくれているという安心感が僕を生かしている。努力や価値の提供なしに、自分が許されるような感覚。

そのままの自分を認めてもらえるという経験ができたのは大人になってからだったと思う。世の中も、僕が子供の頃と比べて楽になるかと思いきやそんなことは全くなく、社会への不能感や押し付けられる自己責任論に押し潰されずにいられたのはそういう経験ができたからだ。

そんなわけで、疲れた時は、後ろめたさは抜きにして存分にダラダラ休むことを自分に許すことにした。寝ても寝ても眠いので、白旗をあげて過ごした。

ちょっと部屋にこもっていたのでハウスメイトとの会話も少し減ってしまったけど、彼らはいつもリビングで会うたびに「Hey〜!」「久しぶり〜」と声をかけてくれる。まだ自分の今の状況を話すことはできてないけど、少なくとも彼らもいつでも変わりなく話しかけてくれるだろうという安心感はある。

余談だけど先週末ハウスメイトからの「飲もうよ!」というお誘いを「眠いからまた今度ね」と断ったら「OK!じゃあまた来週ね」とカレンダーに僕の予定として書き込まれたので僕は今週末はUNOをすることになっている(罰ゲームにお酒つき)。まるで学生である。

平均年齢的には20代前半〜半ばくらいの人が多いのでさもなりなんではあるけど、数ヶ月前までとの生活環境のギャップを考えると確かにすごいものがある。そんな若い人たちと遊んでる未来なんて少しも想像したことがなかった。

そのままでいいと、今は休みなよと言ってくれる、新しく出会えた人もいる。
偶然の再会から、この状況を面白がってくれて、こっちおいでよと引き入れてくれた人もいる。

自分では気づかない何かに生かされているんだろうなという気がする。

混沌としていく世の中を横目に、今はこのまま楽しもうと思う。



その人が教えてくれたOliver Riotというシンガーをシェアしようと思ったら、視聴に年齢制限あるらしくて笑った。

確かにだいぶセクシャルな表現あるけど、深い意味でのラブソングなんだろうなと思う。美しい歌。
YouTubeのアカウントある人は聴いてみて下さい。


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