労務トラブルと人材育成に強い社会保険労務士

大阪市天王寺区で社会保険労務士法人ハーネスの代表をしております沼田です。労務トラブル・…

労務トラブルと人材育成に強い社会保険労務士

大阪市天王寺区で社会保険労務士法人ハーネスの代表をしております沼田です。労務トラブル・ハラスメント対応、人材育成を得意としています。顧問先の半数以上が派遣会社で、全国対応しております。 https://www.sr-harness.com/

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中小企業の組織作りと採用の成功戦略:持続可能な成長を目指して

少子高齢化が進む中、中小企業が持続可能な成長を遂げるためには、適切な組織作りと効果的な採用戦略が不可欠です。限られたリソースの中で、いかにして優秀な人材を採用し、組織を強化するかが企業の未来を左右します。本日は、そのポイントを探ります。 1. 組織作りの基本:ミッション・ビジョン・バリューの共有 まず、強い組織を作るためには、企業のミッション、ビジョン、そしてバリュー(価値観)を社員全員が共有することが大切です。組織の方向性がはっきりしていると、社員一人ひとりが同じ目標に

    • 介護と仕事の両立支援

      少子高齢化が進む中、従業員が介護と仕事を両立する支援は、企業にとって避けて通れない課題となっています。特に中小企業では、限られたリソースや人員でどのように対応すべきかが課題ですが、工夫次第で効果的な支援が可能です。ここでは、中小企業でも現実的に実行できる介護支援策を紹介します。 1. 時間単位の有給休暇や半日休暇の活用 従業員が介護に対応できるよう、時間単位の有給休暇や半日休暇を活用する方法があります。介護は、急な通院や突発的な対応が求められることが多いため、短時間の休暇

      • 従業員の休職の対応

        現代の職場において、従業員がうつや適応障害により休職するケースが増えています。これらの精神的な健康問題に適切に対応することは、従業員の健康と企業の持続可能な成長にとって重要です。本記事では、経営者や人事担当者が知っておくべきポイントを紹介します。 1. 早期発見の重要性 ストレスや過労によって引き起こされる精神的な問題は、症状が現れた時にはすでに深刻な状態に達していることがあります。定期的な面談やアンケート、職場の雰囲気の観察を通じて、従業員のストレスサインを早期に発見す

        • 令和7年度の派遣の一般賃金等の取扱い

          令和7年度の派遣労働者の一般賃金について こんにちは!派遣に強い社労士の沼田博子です。 今回は、令和7年度の派遣労働者の一般賃金について、局長通達が公表されましたので、詳しく解説します。派遣労働者の皆さんや派遣元企業にとって重要な情報ですので、ぜひ参考にしてください。 令和7年度の主な変更点①交通費は「73円」(昨年は72円) ②能力経験値の変更 ③退職金は「5%」(昨年と同じ) 令和7年度の一般賃金水準について これらの賃金水準は、派遣労働者が同一地域で同種の業務に従

        中小企業の組織作りと採用の成功戦略:持続可能な成長を目指して

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        • 人事のためのお役立ちリーフレット
          35本
        • 派遣法改正対応
          29本
        • 新しい働き方 今すぐ取り組む労務管理の見直し
          38本
        • 個を活かす、組織を強くする「プロティアン・キャリア戦略」
          7本
        • 未来のキャリアデザイン研究所
          16本
        • 人を大切にする「新しい働き方改革」ワークショップ
          18本

        記事

          健康と安全、保険制度で企業と従業員を守るセーフティネット

          日々の業務において従業員の健康と安全、そして万が一のトラブルに備える保険制度の整備は非常に重要です。これらの対策は、従業員が安心して働く環境を整えるだけでなく、企業自体の信頼性や持続可能な経営にも直結します。本日は「健康と安全」、「保険制度」を中心に、企業が取り組むべき具体的なセーフティネットについて解説します。 1. 健康と安全を守る取り組み 従業員の健康と安全は、企業にとって最も優先すべき課題の一つです。まず、労働安全衛生法に基づき、雇入時に健康診断を行うことが義務付

          健康と安全、保険制度で企業と従業員を守るセーフティネット

          公正な採用と労働条件の明示—企業の信頼を高める2つのポイント

          中小企業の経営者や人事担当者の皆様、企業の健全な成長には、法令遵守が欠かせません。特に、採用と労働条件の明示においては、公正性と透明性を保つことが重要です。本日は、採用活動と労働条件の明示に焦点を当て、企業の信頼性を高めるための具体的なポイントをご紹介します。 1. 採用における公正性の確保 採用活動は、企業にとって新たな人材を迎え入れる重要なプロセスです。ここで公正性を保つことは、企業の第一印象を左右し、ひいては信頼性を確立する鍵となります。 たとえば、募集要項に年齢

          公正な採用と労働条件の明示—企業の信頼を高める2つのポイント

          カスタマーハラスメント防止:中小企業が取るべき対策と心構え

          中小企業の経営者や人事担当者にとって、顧客対応はビジネスの生命線です。しかし、最近では「カスタマーハラスメント」(以下、カスハラ)という問題が浮き彫りになっています。カスハラとは、顧客からの不当な要求や暴言、威圧的な態度により、従業員が精神的・肉体的に苦しむことを指します。このような問題が放置されると、従業員のモチベーション低下や離職、さらには企業の評判に悪影響を及ぼすことがあります。本記事では、カスハラ防止のために中小企業が取るべき具体的な対策と心構えについて考察します。

          カスタマーハラスメント防止:中小企業が取るべき対策と心構え

          会社の人間関係を改善し、退職者を減少させるための3つのステップ

          はじめに 最近、「会社の人間関係が悪い」「退職者が続いている」というお悩みが増えています。これらの問題は、会社の士気や生産性に深刻な影響を及ぼす可能性があります。そこで、具体的な改善策を3つご紹介し、実践的な方法を提案します。 1. 社内コミュニケーションの活性化 人間関係の悪化は、しばしばコミュニケーション不足が原因です。以下の方法でコミュニケーションを強化しましょう。 定期的な1対1のミーティング 上司と部下の定期的な1対1ミーティングを導入することで、個別の悩み

          会社の人間関係を改善し、退職者を減少させるための3つのステップ

          変革の時代:男性中心企業からの脱却

          企業の未来を築くために、今こそ変革が必要です。 長年にわたり、日本の多くの企業は男性中心の文化に根ざしてきました。しかし、現代の経営環境は急速に変化しており、多様性の欠如は企業にとって大きなリスクとなっています。ここでは、なぜ経営者や人事担当者がこの変革を推進するべきか、そしてどのように実践できるかについて考察します。 1. 多様性の導入が企業にもたらす具体的なメリット 経営における競争力の向上 多様な視点や経験を持つ人材が集まることで、企業はイノベーションを生み出しや

          変革の時代:男性中心企業からの脱却

          ポリヴェーガル理論を活用したハラスメント防止セミナーを開催しました

          昨日、管理職向けの「ポリヴェーガル理論を活用したハラスメント防止セミナー」を開催しました。このセミナーは、管理職の皆さんがより良いマネジメントを実践し、ハラスメントを防止するための重要なステップを学ぶ機会となりました。 セミナーのハイライト まず、管理職自身の体調がマネジメントに大きな影響を与えることを強調しました。具体的には、管理職が自身の健康やストレス管理に取り組むことで、より効果的なコミュニケーションとリーダーシップが発揮できることをお伝えしました。 ポリヴェーガ

          ポリヴェーガル理論を活用したハラスメント防止セミナーを開催しました

          人手不足対応の業務プロセスの見直しとデジタル化

          2025年の子ども・子育て支援法改正に伴い、育休や時短制度の利用が増えることが予想されます。この変化に対応するために、中小企業ができる具体的な対策を紹介します。 業務プロセスの見直し まず、企業内の業務プロセスを全面的に見直し、効率化を図ります。具体的には、以下の方法があります。 タスクの標準化と文書化: 各業務の手順を標準化し、マニュアル化することで、誰でもすぐに業務を引き継げるようにします。これにより、業務の流れをスムーズにし、引き継ぎの際の混乱を防ぎます。 業務

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          2025年の育児介護休業法改正のポイント解説

          育児介護休業法の改正がありました。今回は、中小企業の社長や人事担当者の皆さんが知っておくべき改正ポイントを、わかりやすくお届けします。少し工夫すれば、あなたの会社も働きやすい職場に大変身です! 1. 柔軟な働き方を実現するための措置 労働者が3歳以上小学校就学前の子どもを育てる場合、以下のような柔軟な働き方が必要です。 始業時刻の変更: フレックス制や時差出勤を導入。 テレワークの導入: 月に10日間、在宅勤務が可能に。 保育施設の設置運営: 提携保育施設の利用支援

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          ハラスメントの防止と予防の重要性

          ハラスメントは職場環境に深刻な悪影響を及ぼします。被害者の心身の健康を害するだけでなく、職場全体の士気や生産性を低下させる要因となります。ハラスメントが発生した場合、企業は法的な責任を問われる可能性もあります。そのため、ハラスメントの防止と予防は非常に重要です。 ハラスメント防止研修の意義 ハラスメント防止研修は、以下のような点で企業にとって重要な取り組みです。 意識の向上: 研修を通じて、社員一人ひとりがハラスメントの問題について理解を深めることができます。ハラスメン

          ハラスメントにならない指導の仕方

          現代の職場環境では、上司の指導がハラスメントと捉えられるケースが増えています。この問題を解決するためには、適切な指導方法を理解し、実践することが重要です。以下に、ハラスメントにならない指導のポイントを紹介します。 1. 具体的なフィードバックを提供する 部下の行動や成果に対して具体的なフィードバックを行いましょう。抽象的な批判や個人攻撃は避け、具体的な改善点を明確に伝えることで、建設的な指導が可能になります。例えば、「もっと頑張ってほしい」ではなく、「次回のプレゼンでは、

          朝ドラ「虎に翼」の寅子に学ぶ、リーダーシップ

          NHKの朝ドラ「虎に翼」が大ヒットしています。彼女がどのように職場の人間関係を改善しようともがいているか、その過程から学べるリーダーシップの重要な要素を考察します。 1. 寅子のリーダーシップスタイル 寅子のリーダーシップは、強い意志と共感力に支えられています。彼女は職場での問題に対して決して妥協せず、常に最善を尽くして取り組みます。 強い意志:困難な状況でも決して諦めず、目標に向かって全力を尽くします。この姿勢は、部下や同僚に対して強いリーダーシップを示し、信頼を築き

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          大阪のおばちゃん、人生100年をアクティブにするためのツール活用ライフシフト術!

          こんにちは、皆さん!今日は私のライフシフトの話を聞いてください。 私は年金受給しはじめた60代の大阪のおばちゃんです。 はっきり言って、視力や記憶力だけでなく、体力も気力もどんどん落ちています。でも他から見れば「高齢になっても新しいことに挑戦するアグレッシブな大阪のおばちゃん」に見えてしまっているんです。 それはなぜ? きっといろいろなツールを活用しているせいだと思います。 iPhoneとApple Watch、iPadは私の相棒です。テクノロジーの進化には驚かされるばかりで

          大阪のおばちゃん、人生100年をアクティブにするためのツール活用ライフシフト術!