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資金調達の先に成し遂げたいこと

この度、Housmart(ハウスマート)は7億円の資金調達契約を締結致しました。

まず最初に、サービスをご利用頂いているお客様、今回の資金調達にご協力頂いた社内外の皆様に、大きな感謝を致します。本当にありがとうございました!

Housmartは、人生で一番高い買物である不動産売買において、DXを成し遂げようとする会社です。

そして「住を自由に」というMissionを最も大事にしています。

「衣食住」という言葉があるほど、住宅は生活への影響が大きいものです。また人生で最も高い買い物であるため、家を購入する人にとって、難しい意思決定になります。

家を購入する人がより良い選択をするためには、透明性の高い情報、質の高い不動産エージェントが必要です。

しかし日本の不動産業はデジタル化が遅れています。
家を購入検討する人に対して適切な情報を届けようとすると、不動産会社は多大な手間がかかってしまうのが現状です。

この課題は、私が不動産営業マンとして、現場で仲介業務を行っている時に、痛烈に感じました。
「朝の7時から夜中の1時まで働いているのに、全然仕事が終わらない・・。本当は顧客に向き合いたいのに、自分のことだけで精一杯になってしまう・・・!」

経済産業研究所のレポート「産業別労働生産性の国際比較」によると、日本の不動産業は生産性がアメリカの約1/3(28%)、ドイツの約1/4(24%)しかありません。

生産性が低い中で、なんとか業務を行おうとした結果、人間に無理をさせることになり、業務に無理が出たり、人が辞めていく構造になっています。

これは、日本の不動産業界全体が、真綿で首を締め上げられていっている状態と言えます。
衣食住の「住」を担う業界で起きている、大きな問題だと認識しています。

我々Housmartは、不動産売買に関わる情報を整備し、不動産エージェントが住宅を購入する人へ簡単に透明性の高い情報を提供出来る仕組みを構築しています。

家を購入する人がより良い選択をするために必要な情報は多岐に渡るため、今回調達した資金を元に、より広範囲のデータを提供出来るようにプロダクト開発を進めていきます。

コロナによってテレワークが普及したことにより、住宅の選択肢は広がりました。
またスマートフォンの普及により、住宅購入検討者はより多くの情報と日々接し、より多くの情報を必要とするようになりました。

不動産業は、毎日毎日膨大な情報が入れ替わる、究極の情報産業と言えます。
1つ1つの住宅は異なり、同じものはありません。
昨日まで売りに出ていた物件が、今日売り切れになり、同じものは買えなくなってしまいます。
たとえ同じ間取りであったとしても、その住宅がどこにあるのかによって、大きく価格や利便性が異なります。

リアルタイム性が高く、正確性が求められ、非常に複雑なデータを住宅購入検討者も、不動産会社も処理しないといけません。
そのコストは本当に膨大です。

我々Housmartは、この情報のやりとりのコストを下げ、住宅購入者、不動産エージェント、双方にとってより良い仕組みを作り上げていきます。
人生で最も高い買物である不動産の購買体験を、日本という国が、世界で最も満足度の高い状態すること。そして最終的に「住を自由にすること」を目指していきます。

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