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たくまの
2020年8月14日 13:55
父が亡くなった年の夏、わたしは実家に数日泊まった。父がめちゃくちゃにした家の中の片付けに精を出しては「すっきりする」と言っていた母だったが、新盆の灯籠を一人でながめるのはちょっと寂しいかなと訪ねた。 母はわたしに玄関の提灯を見せて「今は電気で点くんだよ便利だね」と言った。 日が暮れてきたのでわたしは提灯の電源を入れた。 翌年の春、母は亡くなった。置き床(おきどこ)の上に日記があった
2020年8月18日 10:50
散々な文なので散文というのかとふと思ったけれど、それでは散文に失礼だともぼんやり思い返しながら書いている。 父が亡くなり母も続けて亡くなって、まあまあの年月が経った。 今日、頭が混乱してしまい、はっと我に返ったときのことを書く。不安と、悲しさとで困っている。こんなとき私は困ったことを書き出す。すると少しだけれど気持ちの整理がつくので、書き散らしてしまおう。お目汚しです。 私は起きてい