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紅い果の行方

さてもう季節がまた巡ってきそうだが、以下は今年の前半の出来事である。
せっかくなのでここに記録として残しておく。

苹果は購うものではなく、貰うものである。そういう地域に住んでいる。

初めのうちは皆一生懸命に食べるのだが、お正月を過ぎるころになると、その時期の慌ただしさも相まって、皆すっかり忘れ去ってしまう。それにすでにみそになっているものも多い。そうなってしまうと、生食は厳しい。

そうして、箱の底にいくつもの苹果を持て余すわけである。そんな苹果たちを救済すべく、わたしはいくつかの加工を行った。これはその記録である。

①苹果ジャム(2022.3.25)

瓶詰めしたのは翌日

下の午後さんの記事を目にしたときから、これは苹果の消費に最適と、つくらねばと思っていた。

ジャムだから甘いのは当然なのだが、かなり甘々である。次は砂糖は気持ち少なめ、もしくは蜂蜜に半量置き換える等試してみたいと思う。
また、少しだけブランデーを加えてみるのはどうであろうか。苹果一個につき大1ほど入れてみようかと思う。

②苹果ドレッシング(2022.3.27)

いくつかのレシピを参照しながら、分量を模索した。今回の分量は以下である。

☆苹果ドレッシング
[分量]
・苹果      3個(中くらい2、小さめ1)
・人参      2本
・オリーブオイル 大8
・苹果酢     大4
・塩       小3
・檸檬汁     大2

なんだか物足りない気がして、醤油を足してみたら良い感じになったので、次は様子を見て醤油を大2程追加してみようと思う。

③苹果パウンドケーキ(2022.4.2)

①のジャムを流用したもので、これはかなり家族に好評であった。生地はしっとり苹果はぎっしり。紅茶と共にいただいた。

食べたのは翌日

④苹果ジャム2(2022.5.28)

これにて在庫を全て使い切ることが出来たので、苹果の消費作戦はやっとのことで最終章へとさしかかる。
前回から随分間が空いてしまった。わたしの気力が継続しなかったためである。無論それだけではないが。
今回は、①の記録を踏まえ、

1.砂糖を全量蜂蜜に置き換え
2.ウイスキーどばー

を行った。

調べると蜂蜜に置き換える場合は、砂糖の8割の分量で良いそうである。蜂蜜のほうが、甘味の強度が大きいらしい。なるほど低カロリーである。

ウイスキーは煮ている最中に思い出したように投入した。これは2年程前、安いなと思って購ったのだが、あまり美味しくなかったのでなかなか消費出来ず手持ち無沙汰になっていたものである。なので、遠慮なくどばーとしたので詳しい分量は不明だが、あくまでジャムなので浸る程は入れてはいない。
そんなにお酒の匂いはしないので、恐らく飛んだであろうと思われる。

夜にヨーグルトに入れて食べてみたが、甘さも丁度良く、なかなか上手く出来たのではないかと思う。

またパウンドケーキに流用したい所存である。

⑤苹果パウンドケーキ2(2022.6.19)

さて④のジャムを流用したこの記録にて、この記はついに締めくくりである。
もう手馴れたもので、ずいぶん綺麗に焼き上がった。

食べたのは翌日

残っていたジャムを全部投入したため、ずいぶんと密になってしまったが、これも美味しくつくることが出来た。これも紅茶と共に。

そんなわけで、もう今年もそろそろ苹果の季節がやって来る。暑さも多少は落ち着き、過ごしやすい季節である。
今年もまた、艷めく紅い果との邂逅を心待ちに過ごすのであった。

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