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人生の岐路にオランダへ飛んだ☆プロローグ

これは私が2020年7月に書いたものです。
UPした当時、多くの方がお読みくださり、
反響をいただきました。

今回、時間を経て、
再度、公開しようと思いました。

私の人生の軌跡。
当時書いた文章をそのままに。
よかったらお読みくださいね。
※2020年時点での1年前(2019年のお話です)。


昨年、アラフォーで人生一旦リセットして、
懐かしい関西へ帰ってきました。

これは今からちょうど1年前のお話です。

沢山悩んで模索したけど、
もう離婚という選択肢しかないんだな、と気付いた時、
私はすぐにオランダ行きの飛行機を予約しました。

「日本人鍼灸師の資格で働ける国はどこか」
調べまくった結果、
「どうやらオランダが一番可能性があるかもよ」
そんな情報が出てきたのです。

オランダ!
そう聞いて思い浮かんだのは、風車とドラッグと飾り窓。
(オランダの方々、ゴメンナサイ)

「行ってみんことには何も分からへん!」

すぐにオランダ在住の
鍼灸師の先生方を検索し、メールをしました。

海外で鍼灸師として働きたいと思っています。
もし可能でしたら、お話をお聞かせいただけませんか?

とても真摯にお返事をいただき、
滞在中に数名の先生方にお会いできることになりました。

ヨーロッパに住む知人の方にご紹介いただき、
移住サポートをしている日本人女性とお会いできることになりました。

更にその方が、オランダのハーグでB&Bを営んでいる
自然療法家の日本人女性とご縁を繋いでくださり、
そちらでStayさせていただけることになりました。

当時の私は、人生の岐路に立ち、
この先、本当にどうなるか全く見えない状況でした。

このオランダ行きが私の人生を大きく動かしてくれたように思います。


2019年7月某日。

自分が進む道を探す数日間ー。
心にも体にもガチガチに力を入れてオランダ入りした私は、
まず、アムステルダムのスキポール空港の清潔さにたまげました。

大学時代、バックパッカーの友人たちから
「アムスはやばいで」と聞いていたので、
私の中で「アムス=ドラッグ、飾り窓、ヤバい所」だったのです。
(オランダの方々、ほんまにほんまにゴメンナサイ!)

空港からハーグのB&Bまでは、
B&Bのオーナーのshokoさんが、
タクシーを手配してくださっていました。

ああ、なんてありがたい。

陽気なおっちゃんドライバー。
日本人?俺と結婚してよ。
えーやだ、結婚してないの?
結婚してる。
結婚してるやん!余計いややわ。
結婚してたらあかんの?
あかんやろ、ないわ。
よくある会話。
けど固まってた心がちょっと和む。

そうこうしてるうちにタクシーはB&Bに到着。
オーナーのshokoさんが笑顔で迎えてくださいました。

shokoさんが営む温かいお宿。

案内していただいたお部屋は
ダイニングとベッドルームがつながった
広くて温かい空間でした。

お宿で飼われている黒猫のクロちゃんが
ニャーンと早速挨拶に来てくれました。

窓から整然としたオランダの街並みが見えます。
その綺麗さに驚きました。
少し北欧に近い感じがして、ふと懐かしくなりました。

オランダの街並みは想像以上に綺麗だった。

なかなか日が落ちないオランダの夜。
shokoさんが作ってくれた優しい夕飯、
テーブルに飾られた色とりどりの花々、
大きな窓にかかる緑色のカーテン、
私の心が癒えるように、と用意してくださった
フラワーエッセンス入りのお水。

ひとつひとつが温かくて、
ここに来れてよかったなとしみじみしました。

shokoさんが私のために摘んできてくださったお花。

その夜はなんだかいろんな感情が溢れてきて、
あまり眠れませんでした。

先が見通せない日々を生き抜くことに必死だった私は、
オランダに来て、やっと自分の感情に気付けたのです。

ああ、私、泣きたかったんだ。
そっか、私、傷付いてたんだ。

朝起きて、shokoさんに伝えました。
目の前にはshokoさんお手製の温かい朝食がありました。

ああ、よかったな、無理してでもここに来て。
温かいハーブティーを飲みながら、
改めてそう思ったのです。

長くなってきたので、この続きはまた次回

こんな風に心地よく安心できる場所や、
お会いしたい方々が、
世界のいろんな場所に増えていくといいなと思います。

朝の光。


神戸岡本/摂津本山エリアの鍼灸院
1日2名さま「あなただけの特別な時間」
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