うつ病と鍼灸治療

鍼灸治療は、東洋医学の考えに基づいておこなわれます。

《目次》
1.東洋医学とうつ病
2.東洋医学での脳の考え方
3.うつ病と鍼灸治療
4.まとめ


1.東洋医学とうつ病

東洋医学では、カラダとココロをひとつと考えています。
[心身一元論(しんしんいちげんろん)といいます。]

カラダが酷使されれば、ココロも疲れてきますし、
ココロが消耗すれば、カラダにも痛い・だるいの症状が出ます。

うつ病はココロが消耗することで、カラダに様々な症状を
引き起こします。

東洋医学では、うつ病は『脳の冷える』ことで起こります。
『脳が冷える』って聞くとピンとこないかもしれません。

カラダを冷やす・温めるという考えは、東洋医学では非常に重要に
なってます。

普段から、食べているものによって、運動しているかいないかに
よって左右されます。

カラダが冷えると、内臓の働きは落ちます。
内臓の働きが落ちると、消化が悪くなったり、むくんだり、風邪を
引きやすくなったりします。

脳も同じです。

脳を冷やすことで、働きが落ちるので、考えがまとまらなかったり、
気分が落ち込んだりします。

まずは、カラダを温めることからはじめるといいと思います。

2.東洋医学での脳の考え方

東洋医学では、脳は『髄海(ずいかい)』と呼ばれています。

脳は脊髄(せきずい)とつながっています。
脊髄つまり髄とつながっていて、髄のおおもととなっている場所なので
髄海と呼ばれています。

そして髄海ですが、実は腎臓と関係があります。

腎臓の働きのバランスが崩れると、精神的にもバランスを崩します。

周りの声が聞こえすぎたり、全身の倦怠感を出したり、カラダが
寒くなったり、本当にいろいろな症状を出します。


3.うつ病と鍼灸治療

うつ病は腎臓と関係があります。

腎臓の働きが弱くなって、症状を出す場合があれば、
腎臓の働きが強くなって症状を出す場合があります。

カラダをみるときには、腎臓と他の臓器との関連を注意深くみます。

実際には、腎臓のツボをつかったりします。
(腎臓のツボは足にあります。)
とくに、足首の近くのツボに鍼を浅めに刺していきます。

そうすることで、腎臓の働きを正常に近い状態に戻します。

この、積み重ねで精神的な安定を図っていきます。


4.まとめ

鍼灸治療でココロに作用させることは可能です。
また、それによるカラダの症状を取り除くことにつながります。

モンモンとしているよりは、鍼灸を受けてみて、
自分の状態がどうなるか観察してもよいのではないでしょうか?



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