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たかが一週間

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一週間かけて書く一週間の話です ※木曜日が破綻していたので直しました、ごめんなさい
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あとがき

あとがき

こんばんは。ちょっと言い訳をさせてください。

今回七日連続で月曜から日曜まで、それぞれの日の話を書いて連作みたいな形で短編にならないかという試みでした。ところが本当に曜日とサブタイトルしか決めずにスタートしたもので、大失敗でした。
申し訳ないです。

もうね、基本的に書き方が一度最後までざっと書いて調整していく書き方なもので、まあ辻褄が合わない合わない。しかももう投稿してしまった分は直せないです

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たかが一週間 ⑦霞む日曜日

たかが一週間 ⑦霞む日曜日

今日は日曜だから休みのはずだったが、レストランの機器トラブルで呼び出されて午前中が消えた。何か予定があったわけでもないけれど、午後の中途半端な時間に解放されてまっすぐに家に帰るのももったいない気がしてそのまま繁華街へ出た。
春物の服や木の早い夏物の服を見て道なりに歩いていると映画館の前まで来た。土日の映画館は混んでいて入る気にならない。通り過ぎようとしていたが月曜に本屋に平積みされていた本が原作の

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たかが一週間 ⑥風の土曜日

たかが一週間 ⑥風の土曜日

のぼせた顔に春のまだ冷たいままの夜風が心地よい。
今朝はせっかくの休みの日だというのに起きてもまだ頭が煮詰まっていてどうにもスッキリしなかったので、体を動かそうとあくせくと平日にできない家の掃除や買い出しをして、夕方からはジムに行った。さらに近所のスーパー銭湯に出掛けてサウナにも入った。夕飯もその場ですませた。
帰り道、風にあたりながら今度は煮詰まった体を冷ましている。疲れたからか頭の方は動きが悪

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たかが一週間 ⑤晴れのち曇りの金曜日

たかが一週間 ⑤晴れのち曇りの金曜日

昼休みに職場の近くを流れている川の、川辺のベンチに行くのを日課にしている。食後を寝て過ごしても良いのだけれど、短時間寝るよりは少し歩いたほうが午後から調子が良い。
日によって近くのコンビニでコーヒーを買ったり、読みかけの本を持っていって読んだりする。たくさんの人が通り過ぎるので、その様子を見ているのも楽しい。

けれど今日はただ考え事をしていて、それで時間が過ぎていく。昼休みに限ったことではない、

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たかが一週間 ④晴天の木曜日

たかが一週間 ④晴天の木曜日

さっきから職場のデスクの上に置いたスマホの振動が止まらない。何度か止めているけれどさすがに周囲からチラチラ見られ、通知を切った。こっそり見ると例のバンドだったメンバーがチャットで盛り上がっている。
それからしばらく無視を決め込んで仕事を続けていたけれど、その間も無音でスマホのロック画面上を次々とメッセージが流れていく。時刻はちょうど三時、流石に気になるのでスマホを手に休憩に行くことにした。

階段

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たかが一週間 ③曇りの水曜日

たかが一週間 ③曇りの水曜日

夕暮れにベランダで、ベンチに寝そべって本を読むのが好きだ。月曜に買った本を自分でも早いペースで読み進めていると思う。ミステリの短編集だ。
短編集は話の区切りで読むのをやめてしまうこともあるけれど、少しずつ話がつながっていたり連作だったりすると途切れずに進んでいける。逆にあと少しで話の終わりだからと短時間でも本を手に取るきっかけになる。

春先のこの季節は意外と夕方の日が沈むまでの時間が長く、真っ暗

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たかが一週間 ②雨上がりの火曜日

たかが一週間 ②雨上がりの火曜日

アラームを止めて周りが静かになっていることに気づく。昨日から降り続いていた雨は明け方まで眠りを妨げ、眠りに落ちている間に止んだらしい。
カーテンを開けて確認すると晴れてはいなかったが、分厚い雲が風に乗ってどこかへ消えて行こうとしていた。天気予報によると天気は回復に向かっているそうなので今朝も、自転車に乗って会社へと向かうことにする。
自転車通勤を選んだ時点で鞄と服装もある程度固定になって、シャツと

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たかが一週間 ①雨の月曜日

たかが一週間 ①雨の月曜日

今週始まって初日だというのに、朝からずっと雨が降っている。朝傘をさして家を出て、ずっと頭のどこかにざあざあいう音が反響して、そして夜が来て家に帰る。傘をさして暗い道を背中を丸めて歩く。濡れたくない、けれどもう家に帰るだけだからあまり気を使うのも面倒くさい。

雨と低気圧のせいか仕事中ずっと頭が痛かった。それで早々に退勤して会社を出たのだけれど、職場を離れてみると急に頭痛がおさまって、一日温存してい

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