休職中の転職活動について
◇発症〜完治まで◇
2015年4月 新卒入社&激務プロジェクトに配属
2016年5月 適応障害の診断&休職
↑イマココ
2016年8月 退職
2016年9月 転職
2016年12月頃 心療内科の通院から卒業
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こんにちは、はりねずみです。
いつも読んでいただき、ありがとうございます!
適応障害で休職中の転職活動についてです。
今回は時系列というより、項目に分けてお伝えしていければと思います。5年前のことで記憶が曖昧だったりする部分もありますが、1体験談として記録させてください。
※休職中に転職活動をすることについては賛否あると思います。(退職してから転職活動をすべきだ、等)ただ、1体験談として正直に記載をしていきますのでご容赦ください。※
休職中に転職活動ってしてもいいの?
休職中の転職活動について、「法律上、罪に問われることはありません。」
違法ではない、ということです。
ただ、仮に復職する方向になった際に、所属している会社に転職活動していることが知られた場合の心証はよくありませんし、就業規則により何かしらの処分が下る可能性はあります。
また、休職中の方については、前提として「医師に転職活動をする許可をもらっているか」というのは重要になってきます。私の場合は療養状況もよく医師からの勧めがあったこともあり、転職活動を開始しましたが、転職活動をすれば悪い結果が出ることもありますし焦りがうまれることもあります。自己判断をして療養状況が悪化してはよくありませんので、医師との相談してみてください。
転職で活用した媒体
私の場合は、①エージェント系②直接応募系の主に2パターンで実施しました。
①エージェント系
リクナビエージェント、DODA、女性向け転職エージェント等
②直接応募系
リクナビNEXTやマイナビ等
通常の転職活動と変わりない転職活動をしました。②の直接応募系で応募する場合は個人情報が企業に見えないような設定をするか、所属企業など個別の企業は閲覧できなくするような設定をしておく必要があります。(①の場合でも、そのような設定を事前にするところはあるかもしれません。)
休職中であってもなくても、転職活動中であることが所属企業に知られてしまうのは心証が良くないので、注意が必要な点です。
適応障害であること 面接先の会社・エージェントの人に伝えた?
あくまで、私の場合です。
私は”あえて自ら伝えることはしない。”という選択をしました。これについては、賛否あると思います。
休職期間が1か月半と比較的短期間であること、医師からの許可をもらっていて現在の体調は良好であることから、積極的に自ら休職中であることや適応障害を発症したことを伝えることはしませんでした。但し、面接の場で休職有無について聞かれた場合に噓の回答をしてしまうと偽装になってしまうので、その際には正直に答える必要があります。
面接の場では、限られた時間の中でスキルや転職理由を元に適任であるかどうかを判断されます。適応障害であることを積極的に伝えたりはしませんでしたが、転職理由の際に長時間労働(夜中の2~3時頃まで)をしていたことや体調を崩して辞めていく同僚を見て心苦しくなったことも盛り込むことによって「そういう環境で働くのは無理です」というのを暗に伝えるように心がけました。(こういう仕事がしたいから!→そう思うようになったきっかけは、こういう働き方をしていたからです。という伝え方をしました。)
結局、1つのエージェントの人に休職有無を聞かれて話した以外には、そのことを話すことはありませんでした。
ただ、この際のデメリットとして”内定が出た会社にいつバレてしまい、最悪内定取り消しとなってしまうかわからない”という恐怖が付きまというということがあります。
転職の際は、前職での源泉徴収票の提出が求められますが、その際の金額によって給料が払われなかった時期があることがわかってしまう場合もあります。長期の休職であればあるほど、そのリスクは高まってくるそうなので、その場合は事前に採用担当者に休職中であることを伝えておく必要があるかもしれません。
実際、私も転職先の会社で3か月の研修期間を終えるまでは、いつも頭の片隅に「内定取り消しになったらどうしよう」という不安がありましたし、源泉徴収について人事の方から「これで全部であってるよね?」というような確認があった際にはかなり冷や冷やしました。(内定後は、ちゃんと聞かれたら、どれだけ心証が悪くなろうと休職と適応障害について答えようと決めていましたが、私の場合は結局直接聞かれたりすることはありませんでした。)
面接時に質問したこと
※2021.6.11 項目追加しました※
転職理由の際に長時間労働(夜中の2~3時頃まで)をしていたことや体調を崩して辞めていく同僚を見て心苦しくなったことも盛り込んでいた流れを汲んで、
・勤怠はどのように管理しているのか
・平均の残業時間はどのくらいか
・入社時に研修期間はあるか(いきなりガッツリ働くのは厳しいかもと思った&入った時のイメージを持ちたかったため)
という3点は聞くようにしていました。
他にも企業によって追加で聞いたりすることもありましたが、この3点は共通して質問していたかなと思います。
私の転職活動と内定
転職活動は、自分を見つめなおす作業です。これは休職有無に問わず「何が得意で何が苦手なのか」「持っているスキルでどう企業に役に立てるのか」「将来どういうキャリアを描きたいのか」等々。
もちろん、書類や面接で落ちたり、受かったかと思ったら二次面接で落ちたり色々しながらも私の場合は1か月ほどで内定をいただけました。第二新卒枠のような形での採用でした。
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◎本日のつぶやき◎
今回の話を書こうかどうか、かなり迷いました。やっぱり、休職中に転職活動をしたこと、転職先に適応障害を発症した経験を話さなかったことの罪悪感が今でも残っているからだと思います。まあ、その後転職先にも十分に貢献し、別の事情で今はまた別の会社で働いているので、もうかなり薄れてはいますが。。
”内定をもらえた”という結果がわかっている前提でこの記録を記載していますが、当時は迷いに迷い、色んなことを検索したりしながら一人戦っていたように思います。
自分の人生は自分で決めていくものなので、「こういうパターンもあるんだ」という参考程度に捉えていただければ幸いです。療養中の方は、まずは先を焦らず、前向きに”しっかり休む”を選択されてくださいね。社会に合わせすぎた心身を、自分基準に取り戻すことが一番大切だと思います。
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*心療内科は怖いところじゃない*
*心がおかしいと感じたら受診してみてください*
もし質問などあれば、体験談でまだ記載のない
先のことでも大丈夫なので
コメントなどでぜひ聞いてくださいね。
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