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【雑談】現代の豊かさとは「幸福感」だと思うんです

こんにちは。はりまろんAです。

以前「ドイツの犬はなぜ幸せか」の感想で、「幸福感」について少し触れましたが、
今回noteで「豊かさ」についてのイベントが開催されていたため、現代の豊かさとは幸福感である、という記事をしっかりと書いてみようと思い書き始めました。

※雑談というより考察チックです。今回は記事がちょい長めです。よかったらお付き合いください。
※念のためお伝えしますが、宗教の布教ではありません。純粋に、「幸せって何だろう?」と考えたものです。ご安心ください。

 ↓ ちなみに、「ドイツの犬はなぜ幸せか」の感想です。


はりまろんAは、いまの世の中、「豊かさ」のイメージは「お金やモノがある」ことよりも、「精神的な充足感・幸福感」だと思うのです。

いまの世の中は、モノがありふれている(既に各家庭にはある程度のモノがそろっている、家具や3種の神器も、PC、ゲームも…)し、

仮にお金があって、高級車・高級マンションや一軒家があっても、「精神的な充足感・幸福」は継続的には得られないことが分かっている時代です。モノを手に入れた時に、一時的には幸福感を感じるけれど。(どなたかのnoteの記事や書籍で知ったものだと思います。おそらくつくアカさんかな…?)

また、現代は、ニーチェのいう「ニヒリズム」の状態で、
「この条件を満たしていれば幸せなのだ、自分に価値があるのだ」と決まる尺度(お金持ち、結婚している、高級車所有…etc.)が崩れて、お金持ちだったら、結婚していたら、本当に幸せなの?
と、みんなが疑問に思っている状態です。

社会で一律的に人間の価値を決めるような、いわば幸せの尺度が定まっておらず、幸せの尺度は個々人で決める動きが活発になっている時代です。

じゃあ、その中で、「精神的な充足感・幸福感」はどうやったら得られるのか?を、様々な面から考えて行こうと思います。

①幸福度調査

よく、国や地域ごとに「幸福度調査」なるものが行われています。
なにか、「幸福になるヒントがあるのかしら」と思い、一時期調べていました。(最近は離れています…。)

幸福度の調査は、調査ごとに尺度(指標)がばらばらなことが多いです。そもそも、「幸福」は個人個人で尺度があるもので、一概に言い表せませんよね。

(尺度について、気になったら調べてみてください。)
(余談ですが、はりまろんAは、学生時代、論文を読むのが苦手マンだったので幸福度について踏み込んで考えることを投げてしまいました。もったいないですね。)

 ※慶應義塾大学 前野隆司氏によると、
主観的幸福度の総合指標としては、「幸福学の父」ともいわれるEd Dienerによる人生満足尺度(SWLS)がポピュラーだそうです↓

以下、SWLSについての上記サイトの抜粋です。

Dienerによる人生満足尺度(SWLS)

幸福度の総合指標として広く用いられている指標です。SWLSは、Satisfaction With Life Scale の略です。

以下の5つの質問に7件法(1 全くそう思わない、2 ほとんどそう思わない、3 あまりそう思わない、4 どちらともいえない、5 すこしそう思う、6 かなりそう思う、7 とてもそう思う)で答えてもらい、5つの数値を足してもらうというものです。

人生満足尺度SWLSの質問:
1. ほとんどの面で、私の人生は私の理想に近い
2. 私の人生は、とてもすばらしい状態だ
3. 私は自分の人生に満足している
4. 私はこれまで、自分の人生に求める大切なものを得てきた
5. もう一度人生をやり直せるとしても、ほとんど何も変えないだろう

それぞれ何の数値にしようかな?と迷ってしまいます。
日本人は謙遜・控え目が美徳な文化なので、値は低くなりそうですね。

「幸福になるヒント」を探してみましたが、そもそも、各国や地域の幸福度数をみて、そこから考察をしないと難しいかもしれません。論文や書籍参考にしないといけないかもしれませんね。。今度できたら調べてまとめます。

幸福度については、個人で考察するには難しいものと判断し、他のアプロ―チができないか、探してみました。

②「自分が持っているあたりまえのもの」を、再認識・再確認して自信を持つ
(「地元学をはじめよう」著:吉本哲郎 インスパイアです)


「地元学をはじめよう」は、地域づくり、コミュニティ系の本です。

地域の話でしょ?個人には関係なくない?と思いますよね。
はりまろんAは、この地域づくりの話を個人に応用できると大いに思うのです。

この「地元学をはじめよう」では、いわゆる「地域づくり」「地域活性化」において、地域の魅力を引き出し、地域住民の元気を引き出していく方法が書かれています。

よく、地域づくりというと、外部からコンサルが来て、コンサルが真新しいイベントや特産品を開発して、セミナーを開いて、というイメージがあるかもしれません。コンサルがリーダー、みたいな。

この「地元学をはじめよう」では、そういった手法とは違います。おおまかに以下のプロセスで地域づくりをすすめています。

①地域の外から人が来る

②地域の外の人が、地域住民と交流しながら、地域の良いところをほめる。良いところをまとめて、発表する。(実際、別の地域から見ると素敵に感じるものは多い。都会の人が農山村地域に訪れた時に、広大な自然に感動する・ごはんがおいしい、など。)

地域住民が、地域にとって「当たり前」のものが外の人にとっては「いいもの」なのだと気づき、地域に愛着・自身を持っていく

ここで、地域のことを個人に置き換えると、
他の人に自分の良いところ(容姿、正確、スキル、所有物…etc.)を思いつくだけ教えてもらいます。または、自分自身で思いつくだけ列挙してみます。謙遜は要りません。

すると、「自分にとっては当たり前で意識もしていないことだったけど、見つめなおしてみると自分意外といいところあるじゃん」となるわけです。就活生の自己分析に近いかもしれません。

 ※ここで大事なのが、ダメ出し一切なしで、ほめること。ダメなところを列挙して再確認してしまうと、自信がなくなりますよね。「自分は、これも、これもだめだ、うっ…」となりそうです。
※PDCAうまく回して向上していける人なら大丈夫だと思います

「自分にとっては当たり前で意識もしていなかったことだけど、いいところ」を自覚することで、自信が持てて生きているのが楽しくなると思います。それって、幸福感高まるんじゃないでしょうか。

③「幸福論」アラン

アランの幸福論とは、こちらの本で出会いました。

こちらの本の中で、好きだった部分を非常に簡潔にまとめると、「人間よ、つねにご機嫌であれ。」「自分から行動を起こさねば、自分で望まねば、幸福にはなれないよ。」でした。

アランの名言を引用しますね。

・人がいらだったり不機嫌だったりするのは、しばしばあまりに長く立ち通しだったせいである。そんなときはその人の不機嫌に対してあれこれ理屈をこねるのではなく椅子を差し出してやるがいい。(下記「アランの名言」より引用)
・悲観主義は気分に属し、楽観主義は意思に属する。
・人間は、意欲し創造することによってのみ幸福である。
・幸福だから笑うわけではない。笑うから幸福なのだ。
(下記アラン「幸福論」より引用)

悲観主義は、意識しなくともなるものであって、楽観主義は、自らの意志でなるものである、自分の意志で動くことで幸福となると言っています。

自分で、気持ちを楽観的に、機嫌がよくなるようにする。他力本願で「人に機嫌よくしてもらおう」ではなくて、「自分で、自分の機嫌がよくなるように行動しよう」です。

素敵だーーーーー。

終わりに

①~③と、「幸福感」について考えてきました。
はりまろんAが思ったのは、以下にまとめました。

※幸福度の考察は挫折しました。今度機会があったらやります…!!
※はりまろんAの解釈がかなり入っています。ご了承ください。

◇『幸福感を感じるためには、自分に自信を持つ必要がある。そのためには、「新しい何かを手に入れる」方法ではなくて、「今あるものをもう一度見つめなおして、ある一種の満足感・自尊心を上げる」ことである』

「新しい何かを手に入れる」方法だと、際限がなくて逆に幸福感下がりそうな気がします。これもこれも、買わなきゃ!何かスクールに通って、エステも行かなきゃ!いくら手に入れても足りないわ!みたいな。
◇『世の中の物事は、必ず自分の意識のフィルターを通して見ている。自分の意識のフィルターを意識して楽観的になる様にして、行動もご機嫌になるようにする(口角をあげるなど)。そうやって、幸福とは自分で意識し選びとるものだ。
「ドイツの犬はなぜ幸せか」でも書いた通り、こんなことも考えました。

◇『人間は1人だけでは幸福を感じにくい。(そもそも人間は古来より群れをつくって協力して生きていたから。群れからはぐれ、1人でいる=死 に近づく意識が残っているのかもしれない。)他人と関わってこそ幸せたる。

人生一度きり、幸せに生きさせてくれたっていいじゃない、と思うんですよね。

暗いニュースが続いて、「機嫌良く生き続けること」が難しかったら、明るいニュースのみを選んで見れるようなアプリもあると思います。
インプットする情報を誰でも取捨選択できる時代ですから。

(Judy and maryの「motto」でも「辛いニュースばかり我慢できない、愛をもっと、自由をもっと」って歌ってますし。mottoすきです。かっこ可愛い。)

日本人はまじめで、自分にも他人にも厳しい人が多いから、社会全体で「こうしなきゃいけない」という意識の圧力が強くて、自分たちで自分たちの首をしめている部分があるかと思いますが、うまく楽しく幸福感高く生きていきたいですね。


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