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1.関西の大学野球についてまとめてみた!


今回のNoteより本題に突入しますよー‼️
テーマは『関西の大学野球』です✨
このNoteを読むだけであなたも関西の大学野球オタクになれちゃいます‼️(少し言い過ぎかもしれないが...いやそんなことないはず🫡)

前回の自己紹介Noteでも明記したように、私のNoteは、アマチュア野球をメインに展開していく予定です。今回、このテーマについてNoteを作成しようと決意したのには"とあるキッカケ"があったからです✍️

今年、阪神甲子園球場が開場100周年を迎えたことで特にオリンピック終了後は、世間の高校野球に対する興味・関心・盛り上がりが一層、増したように感じました。特に実力校を次々と撃破して、93年ぶりのベスト8進出を果たした島根代表:大社高校の躍進は多くの人々の記憶に残るような快挙になったはず✨

そんな中でHARIMARさんはふら〜っとTikTokで日々、アップロードされ続ける高校野球関連の動画を見ながら「今年も、高校野球は盛り上がってんなー🙂」と半ば”脳死状態”で見漁っていたわけですが、とある野球系インフルエンサーのTikTokライブ配信を視聴していた際に、そのコメント欄に「甲子園で見つけた"推しの選手"を来年以降も関西の大学野球で見れるなら見たい!」とのコメントが流れて来たわけです。ハリウッドザコシショウ風に言うと「ええやーーーんW(`0`)W」なお話ですねー👏

しかし、そのコメントには続きがありまして、
「それで、関西の大学野球を見に行ってみたいのですが、大学野球の試合が、どこでどのように開催されているのかがわかりません!」というコメントが流れてきたわけです。

このコメントを見たHARIMARは、「せっかく関西の大学野球に興味を持ったのに、試合開催の状況がわからなくて観戦を挫折するファンがいるのは非常にマズい!」と少し危機感を抱きました。そこで関西の大学野球の組織編成についてまとめようと思い、このNoteを作成するに至ったわけです✨

さぁ、導入部が長くなりましたがいよいよ本題に入りますね⚾️
(※このNoteにおける大学野球は大学硬式野球を指しています。)

まず、大学野球の試合開催シーズンについてですが、主要な公式戦を例に挙げると、

○春季リーグ戦
(4月上旬~5月下旬)
○全日本大学野球選手権大会
(6月上旬~中旬 ※全国大会)
○秋季リーグ戦
(8月下旬~10月下旬)
○明治神宮大会
(11月中旬 ※全国大会)


があります。このスケジュールを軸に各大学の硬式野球部は日々、活動しているわけです。また、高校野球とは異なり各チームの活動に対する制約が緩い(Ex.対外試合禁止期間が存在しない)ため、早いチームでは2月上旬から、年末にかけて、練習試合(OP戦)を含めた非公式戦を展開するチームも数多く存在します。また大学野球において、大半のチームはどこかの”連盟”に所属しています。ですから高校野球とは異なり、各都道府県大会は存在せず、同じ都道府県内にキャンパスが所在しながら違うリーグ戦で試合をしている状況が生じるわけです。

cf.大阪市南港中央野球場

その中でさらに今回は、テーマでもある関西の大学野球を深掘りします。
はじめに、関西の大学野球界は主に5つの連盟組織があります。

①関西学生野球連盟
②関西六大学野球連盟
③阪神大学野球連盟
④近畿学生野球連盟
⑤京滋大学野球連盟

関西の大学野球を見るのであればまず、「5つの組織に分かれているんだなー」というイメージはおさえておいた方がいいですね✨

次に「それじゃあ、関西の各大学チームはどこの連盟に所属しているのか?」という話になりますよね。
それでは各グループに分類しながら、各連盟の私的概要を述べていきます!
(※データは2024年8月末現在)

①関西学生野球連盟
◯所属大学:
関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学・近畿大学・京都大学

◯主な試合会場:(最寄駅からのアクセス)
・わかさスタジアム京都
(阪急京都線 西京極駅より徒歩圏内)
・ほっともっとフィールド神戸
(神戸市営地下鉄 総合運動公園駅より徒歩圏内)
・マイネットスタジアム皇子山
(JR湖西線 大津京駅より徒歩圏内)
・大阪市南港中央野球場
(ニュートラム ポートタウン東駅より徒歩圏内)
☆阪神甲子園球場(春のみ)
(阪神電鉄 甲子園駅より徒歩圏内)

通称は「関西学生」「関学連」。現在、関西の大学野球界で最もリーグ戦での観客動員数が多い連盟です。所属大学は関関同立+近大・京大。この連盟は東京六大学野球の影響を大きく受けていることもあり、各大学の応援団・吹奏楽部・OBを主体とした野球応援が盛んに行われています。中でも伝統の定期戦が絡むカードは一際、スタンドの盛り上がりが増します。
(Ex. 春の甲子園関関戦、秋のわかさ同立戦)
今秋は、今年の大学野球界No.1左腕とも評されている金丸夢斗投手が関西大学のエースとして迎えるラストシーズンになるなど、話題性も豊富な連盟です。入場料は一般1200円、学生600円です。

cf.春の関関戦開催時の阪神甲子園球場

②関西六大学野球連盟
◯所属大学:
大阪商業大・龍谷大学・京都産業大学・大阪経済大学・神戸学院大学・大阪学院大学

◯主な試合会場:
・わかさスタジアム京都
(阪急京都線 西京極駅より徒歩圏内)
・ほっともっとフィールド神戸
(神戸市営地下鉄 総合運動公園駅より徒歩圏内)
・マイネットスタジアム皇子山
(JR湖西線 大津京駅より徒歩圏内)
・大阪市南港中央野球場
(ニュートラム ポートタウン東駅より徒歩圏内)

通称は「関六」。関西の大学野球界で最も歴史がある連盟です。所属する大学チームの野球競技の水準が高く、多くのプロ野球・社会人野球選手を輩出。近年は大阪商業大学が一つ頭を抜けた存在となり、「他の5チームがどのような戦術を駆使して大阪商業大学に挑むのか?」という構図でリーグ戦が展開されています。また関西学生野球連盟のように伝統の定期戦が存在し、そのカードの観客動員数はなかなかのものです。(春秋ともに、わかさナイターの龍産戦)
今秋は、近年の関西大学野球界でも屈指の強打者である渡部聖弥選手(大阪商業大学)の大学野球ラストシーズンになるなど、この連盟も注目すべき選手が数多くいます。入場料は一般1000円、学生500円。

cf.わかさスタジアム京都(同立戦・龍産戦の聖地)

③阪神大学野球連盟
◯所属大学:
(1部)天理大学・大阪産業大学・大阪体育大学・関西国際大学・甲南大学・関西外国語大学

(2部東)大阪電気通信大学・桃山学院大学・追手門学院大学・帝塚山大学・大阪経済法科大学・摂南大学

(2部西)神戸国際大学・姫路獨協大学・関西福祉大学・流通科学大学・宝塚医療大学・兵庫大学

◯主な試合会場:
(1部)
・ほっともっとフィールド神戸
(神戸市営地下鉄 総合運動公園駅より徒歩圏内)
・大阪市南港中央野球場
(ニュートラム ポートタウン東駅より徒歩圏内)

(2部東)
・万博記念公園野球場
(大阪モノレール 万博記念公園駅より徒歩圏内)
・高槻市立萩谷総合公園野球場
(車でのアクセス推奨)
・くら寿司スタジアム堺
(泉北高速鉄道 深井駅より徒歩圏内)
・大阪経済法科大学阪南キャンパスグラウンド(車でのアクセス推奨)
・大阪市南港中央野球場
(ニュートラム ポートタウン東駅より徒歩圏内)

(2部西)
・北神戸公園あじさいスタジアム北神戸(車でのアクセス推奨)
・G7スタジアム神戸
(神戸市営地下鉄 総合運動公園駅より徒歩圏内)
・流通科学大学グラウンド
(車でのアクセス推奨)

通称「阪神」「阪神大学」。現在、関西の大学野球連盟で最も所属大学数が多い連盟です。上記の2連盟に比べると世間の知名度はやや低めですが、型にハマらない個性溢れる魅力的なチームが数多く存在します。近年はその点を伸びしろと考えて、「進化し続ける阪神リーグ」のスローガンのもとでSNSを駆使した広報活動も積極的に展開しています。2024年現在、天理大学が頭一つ抜けた存在となり、他のチームが追いかける構図となっています。またこの連盟は1部・2部制を敷いているため、毎シーズン、リーグ戦終了後に行なわれる入替戦があり、そこで天国と地獄を味わうチームが出てきます。今秋は久々に関西外国語大学が1部で戦うシーズンになります。入場料は1部・入替戦のみ設定されており、一般1000円、学生500円。

cf.ほっともっとフィールド神戸(ガラガラのすがた)

④近畿学生野球連盟
◯所属大学:
(1部)和歌山大学・大阪観光大学・奈良学園大学・阪南大学・神戸医療未来大学・大阪工業大学

(2部)大阪公立大学・神戸大学・大阪大谷大学・太成学院大学・大阪大学・東大阪大学

(3部)大阪教育大学・奈良教育大学・羽衣国際大学・奈良大学・兵庫県立大学

◯主な試合会場:
(1部)
・大阪シティ信用金庫スタジアム
(JR桜島線 桜島駅より北港観光バスでアクセス可)
・くら寿司スタジアム堺
(泉北高速鉄道 深井駅より徒歩圏内)
・大阪市南港中央野球場
(ニュートラム ポートタウン東駅より徒歩圏内)

(2部)
・くら寿司スタジアム堺
(泉北高速鉄道 深井駅より徒歩圏内)

(3部)
・花園セントラルスタジアム
(近鉄奈良線 東花園駅より徒歩圏内)
・久宝寺緑地野球場
(JR大和路線 久宝寺駅より徒歩圏内)
・くら寿司スタジアム堺
(泉北高速鉄道 深井駅より徒歩圏内)

通称「近畿学生」「近学連」。この連盟は上記の連盟と比べると、知る人ぞ知るマニアックな連盟です。1部でもリーグ戦での球場入場料が無料とものすごく観客にとってリーズナブルで、難関国公立大学が数多く所属しているのが特徴です。シンプルな学生野球を堪能するならばこの連盟がベストだと思います。近年では和歌山大学・神戸大学・大阪公立大学が1部でのリーグ戦優勝を経験している一方で、唯一3部まである連盟の為、毎シーズンのリーグ戦終了後に行なわれる入替戦による昇格・降格が頻繁に起きる傾向にあります。今秋は近年の1部優勝校が複数チーム、2部で戦うカオスな状況になっています。

cf.ナイター点灯時の大阪シティ信用金庫スタジアム

⑤京滋大学野球連盟
◯所属大学:
(1部)佛教大学・京都先端科学大学・花園大学・びわこ成蹊スポーツ大学・明治国際医療大学・滋賀大学

(2部)大谷大学・京都教育大学・京都外国語大学・京都府立大学・京都工芸繊維大学・滋賀県立大学

◯主な試合会場:
(1部)
・マイネットスタジアム皇子山
(JR湖西線 大津京駅より徒歩圏内)
・山城総合運動公園太陽が丘第1野球場(京阪宇治線 京阪宇治駅・近鉄京都線 大久保駅よりバスでアクセス可)
・甲賀市民スタジアム
(近江鉄道 水口城南駅・JR草津線 貴生川駅より徒歩圏内)
・佛教大学園部グラウンド
(車でのアクセス推奨)
・あやべ球場(車でのアクセス推奨)

(2部)
・アイアイ伏見桃山スタジアム
(近鉄京都線・京阪本線 丹波橋駅より徒歩圏内)

通称「京滋」「京滋大学」。京都・滋賀の大学のみで構成された地域性に富んだ特殊な連盟です。1部ですら地元の交通アクセスの悪い球場(太陽が丘・甲賀・園部・あやべ)でリーグ戦を開催する事から、秘境リーグのニュアンスが強い連盟です。普段はメディア露出も乏しく、どのような野球が行なわれているのかを知るには、現地観戦するしか方法がありません。(連盟主導の映像配信はありますが、よく不具合が生じる傾向があります。)一方で近年では、佛教大学を筆頭に1部の各チームに好投手がいる為、プロ野球スカウトも頻繁に出入りするなど、知る人ぞ知る穴場連盟になります。今秋は今春の入替戦の結果、滋賀大学が1部に復帰して国立大学としての意地が試されるシーズンにもなります。ちなみにこの連盟も近畿学生野球連盟と同様、入場料無料です。

cf.マイネットスタジアム皇子山


以上、関西の大学野球の概要についてまとめてみました✨これであなたも立派な関西の大学野球オタクになりましたーーー‼️

それにしてもなかなかに連盟組織・チーム数の多いことでしょう。大学野球を見慣れないうちは戸惑うことも多いでしょう。でも見続けると、徐々にこのシステムにも慣れていきます✨✨
(※ただし、これでも関東の大学野球界よりはコンパクトなのです。恐るべし!関東大学野球界😂)

大学野球は高校野球・プロ野球と比べてメディア露出が少ないため、調べても有益な情報が見つかりにくいという問題を抱えています。しかも関西の大学野球界は東京六大学・東都・首都etc.がある関東の大学野球界と比べても尚更、その課題性は強まっています😶

しかし、日々"アツい野球"は関西の各球場で繰り広げられています🔥

さぁ、このNoteを読んで少しでも関西の大学野球界に興味を持った読者のみなさま、とにかく球場に行きましょう!そこには、あなたの心を揺さぶるような光景が広がっているはずです✨✨

以上、長文になりましたが拝読していただきましてありがとうございました🙇‍♂️


次回はどんなNoteを書きましょうかね?(To be continued...)

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