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《絵本レビュー》ふぶきのみちはふしぎのみち

こんばんわ
今日は、一段と寒かったですね〜。
夜中一回起きましたからねぇ。

皆さまの地域はどうでしたか?
もう、12月に入りますから当たり前は当たり前なんですがね。

んさっ、今宵もいってまいりましょう!
レビューする絵本は、【ふぶきのみちはふしぎのみち】です。

作者は、種村有希子さん。
初版は、2020年11月です。


《ストーリーについて》

みちるは、お姉ちゃんと一緒に学校へ行きます。

ゆきがピューピュー吹き付けるのでうまく進めない、みちるにお姉ちゃんが、アドバイスをして声をかけました。

「いち・に おばあさん!」
「いち・に おじいさん!」

そうしたら、目の前にしろくまが現れてお姉ちゃんとはぐれてしまいました。

果たして、お姉ちゃんと合流することができるのでしょうか?

不思議なことがたくさん起こる、姉妹のファンタジーな物語です。


《10コの好きなところ》

①絵本の表紙が、雪が降っている絵なのに黄色い背景で、心の温かさを象徴しているようにみえる。

②見返しも、同じく雪が降っている様子が描かれていて、少し透けて次のページが見えるところが雪っぽい。

③題字の文字は、冬の雪や、しろくまを感じさせるような色や丸みが可愛いし物語とマッチしている。

④絵も、あったかい優しいタッチで描かれていて、特に背景の色がページが進むにつれて様々に変化していくところが美しい。

⑤文も、姉妹の性格がよく出ていて、しろくまとみちるのやりとりも素敵に書かれている。

⑥お姉ちゃんは、みちるに「いち・に おばあさん!いち・に おじいさん!」とアドバイスという名のおまじないを教えているその優しさが素敵。

⑦しかも、その次のページに、ちっさ〜く、おじいさんとおばあさんになった絵が描かれているところが最高。こういうところは大好物。

⑧しかも、しろくまがあらわれてから、不思議なことがたくさん起こるんだけど、どうやら、しろくまはみちるのことが好きそうだったから一安心。襲いかかる展開だったらどうしようかと思った(笑)

⑨しろくまが、不安になっているみちるをぎゅっとしているページは感動的。

⑩最後は、おねえちゃんと合流して手をつなぎ学校へ向かいながらのハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『いち・に けむし!だって〜(笑)たのしいねこれ!』
『しろくまさんは、みちるがすきなんだねぇ〜でんぐりがえしがかわいいねぇ』
『クジラがなんでここにいるの??』

って、言ってました。

わたしはですね、このしろくまが、イエティに見えてしかたなかったです。(笑)
いや、もしかしたら本当にイエティなんじゃないかと疑いながら読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

まるで〝ひと夏の○○〟のように、ひと冬の不思議なしろくま体験だったんじゃないんでしょうかね。

どこか、ノンフィクションのような感じもしてるんです....。

みちるは、しろくまと思い込んでいましたが、そのしろくまらしき生き物は、雪を吸い込んでモグモグしているんですよ?

怪しくないですか?
うぅ〜ん、においますねぇ(探偵風)

真相は、吹雪の中〜♫にしときましょう!


☆彡






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