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《絵本レビュー》もみじのてがみ

こんばんわ!

夜間は毛布が必須になってきましたね!
肋骨が痛くて、衣替えできていませぬ。

面白ネタは、痛みが伴うのでしょうか(笑)
(どんぐり拾いもできなかった。)

全治2.3週間の辛抱です!
さぁ、今日もやっていきましょう。

レビューする絵本は、【もみじのてがみ】です。

作者は、きくちちきさん。
初版は、2018年10月です。


《ストーリーについて》

ある日、もみじのてがみを、鳥のつぐみが運んできました。

どうやら、雪が降るかもしれないと、ネズミと話し山にもみじ探しに行くことにしました。

もみじと思って、赤い物体を見つけるものの、キノコだったり、椿だったり、がまずみの実だったり。

今度こそと思って近づいてみると、キツネだ!!!

さぁさぁ、もみじは見つかるのでしょうか?

一葉のもみじからはじまる! 

山の中にすむ動物たちが仲良く紅葉を探しながら秋を感じる一冊です。


《10コの好きなところ》

①表紙カバーが、画用紙っぽい用紙というところも珍しいし、箔押しとホワイト印刷されていてテンションが上がる。

②しかも、カバーを取ると大量のもみじの葉が散りばめられているところも、素敵。

③最初から、つぐみという鳥の登場で、調べてみると、10月頃にやってくる渡鳥みたいで冬鳥の代表らしく、なるほどと思った。

④動物たちの会話の中で、名前を呼び捨てにするところとか、凄くよくて、動物としての関係性がよくわかる。

⑤で、もみじを探しに行く話なんだけど、もみじらしきもの発見→違ったという流れがリズムがあってわかりやすい。

⑥そのストーリーの中でも、動物たちの生活の様子が自然に垣間見えるところがいい。

⑦そして動物たちが、もみじを探して森を駆け巡る様子もワクワクする。

⑧食べるシーンがたびたび描かれているところがキーポイントになりそう。

⑨もみじの木々の表現している文がとても詩的でステキ。

⑩最後は、ゆきじたくで、ハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7.4)は、
『ぜったい、こんどこそ、もみじだよ!』
『ネズミさんかわいいねぇ♡』
『あぶないっ!キツネさんにみつかっちゃう』

わたしはですね、動物たちの会話の中で名前の呼び捨てという関係性に凄く納得していて、共存しているけど個としての自立性を感じるわけです。

それもあるし、ただ単にシュールで面白いなと思いながら読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

さぁ、秋満喫してますでしょうか?

今年の十五夜は10月1日らしいですよ!
翌10月2日の06:05がジャスト満月タイム!

もみじも赤く色づいて、近所の公園にもカメラ愛好家のおじさん達がたくさん....。

赤い景色って幻想的で魅了されますよね。

これは人間の話で、一方、動物たちは冬支度で忙しいんですよね(笑)

なんとも、贅沢な違いだこと。
愛でる時間の素晴らしさですこと。

☆彡


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