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《絵本レビュー》消えそうな光を抱えて歩き続ける人へ

こんばんわ!

今日は、お彼岸の時に行けなかった墓参りへ。(遅すぎですよね)

本堂のご本尊にも手を合わせました。
いやぁ、お香の匂いがたまりません。

んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【消えそうな光を抱えて歩き続ける人へ】です。

作者は、安達茉莉子です。
初版は2020年11月です。


《ストーリーについて》

何度でもハッピーバースデーと歌おう。
小さな光が生まれて私は私を見つけた。

だけど、どんな光だって囲い込んでしまうとたちまち小さくなっていく。

光が消えると、夜より暗い朝を知る。
光が生まれ、消えていく。

小さな光と共に生きてゆく、
そして、大切な人を思い出す。

心温まり寄り添ってくれる一冊です。


《10コの好きなところ》

①表紙カバーの絵に、光を抱いている動物が描かれていて、とてもあったかい気持ちになる。

②そして、カバーと表紙の絵が違うところも嬉しいポイントのひとつ。得した気分になる。

③題字の文字は、明朝体で誠実さや美しさが伝わる。そして、物語の光の繊細さもイメージできる。

④絵も、全体的に優しいタッチで描かれていてしかもかわいい。そして、幻想的なのにリアル。

⑤文は、読んでいると詩的で希望や勇気が湧いてくる。優しくて、途中途中、涙を誘う。

⑥ 冒頭から、小さい光が生まれる話から始まるところが惹きつけられる。光は魂なんじゃないのかな。

⑦希望や勇気だけではなく、儚さとか弱い部分も伝わってくる。もっと亡き者を思う心も描写されている。

⑧まどべに置いたろうそく、灯台、星を小さい星の代わりにしているところも愛しい。

⑨『はじめまして!』(またあえたね。)っていう文が一対になっているところ。

⑩最後は、小さな光のことを終わることのない一曲のトリビュートでハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『ママー!わたしのこころのなかにも、ちいさいひかり、あるんだよ!』
『ひかりのさ、おたんじょうびあるの?』
『なんか、ひかりってはなびみたいだねぇー』

って、言ってました。(笑)

わたしはですね、光って希望であったり大事にしたいものなんだなぁって思って読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

わたしにとっても、光のイメージって

〝魂とか心、声〟なんです。
誰の中にでもあって時間軸とか物理を超越するものって感じですかね。

よく、目に見えないモノの方が大事とかって言われてますよね。

それに加えて、目に見えないモノを表現しているモノが絵本で、ここには真実(リアル)しかないと思ってます。

そして、この世の方が幻想なのかもしれないですよねヒヒヒ。


☆彡




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