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《絵本レビュー》まっていたてがみ

24時間テレビを観ながら、スマホに指を走らせている午後、皆様いかがお過ごしでしょうか?

昨日は雷や雨が凄かったおかげかどうか、
お盆が過ぎたからなのかどうか、
暑さがすこーしだけやわらいできた気がします。
(気がします(笑))

サァ、今日もやっていきましょうかね。
絵本レビューするのは【まっていたてがみ】です。

作者は、セルジオ・ルッツィアさん。
訳は、福本由美子さん。

初版は、2015年1月です。


《ストーリーについて》

レオは、小さな村の郵便屋さんです。

毎日村のみんなに郵便を届けるんですが、まだ一度も自分宛の手紙をもらったことがないのです。

そんやある朝のこと、郵便ポストを開けようとしたら、中から声が聞こえてきました。

なんと、『ピピ!』とはなす鳥が!!

そんな、レオとピピの愛と友情の物語です。


《10コの好きなところ》

①絵がレトロなタッチなので、ゆったりとした気持ちで読み聞かせできる。

② レオが郵便屋さんなのに、自分は手紙を一度ももらったことがない設定がおもしろいし、切なくなる。

③ボッチというゲームをしているページがあり、作者の生まれたイタリアだからかと納得。

④絵が、ページ全体に描かれているのではなく円形にトリミングされているところも素敵。より、主人公に目がいく。

⑤小鳥の赤ちゃんピピを家に連れて帰るレオの心情がよく表現されている。

⑥そこから、月日が流れて小さな家族になっている背景描写がとっても素敵。日常的な一瞬を切り取って描かれている。

⑦さらに、移ろいでいく季節も独特に描かれている。

⑧ピピしか話せないピピとレオのお別れのページにグッとくる。文もない絵だけで表現されている。

⑨レオが、ピピと別れて空を見上げる機会が多くなっているところ。

⑩ 最後は、レオがずっと待っていた手紙がピピからきてハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

読み聞かせをしながら結構感動してしまいましたね。

ピピって、『ピピ』しか言えないんですよね。
それでも、レオは嬉しくて一緒に毎日を過ごして。

とっても、文章が優しいので、レオとピピを見守っている感じがします。(^^)

娘たち(7.4)も、レオとピピが仲良くしている様子をみて『よかったねー』って言っておりました。


《おしまいの言葉》

出逢いがあったら、別れがあるわけで...。

でも、また出会うタイミングがある人もいてって。

ご縁っていうほどでもないですけど、地球での巡りあわせって本当不思議なものですよね。

会えなくても、空を見て想いを馳せたり現状を報告したりしていきたいです。

わたしも、今は亡き仲良しだった犬のペロと、もう一度だけ会ってギュってしたいなぁー(^^)
なーんて。

☆彡



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