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《絵本レビュー》とんでもない

こんばんわ!

今日は、ディカプリオがスキだったコトを思い出して、〝ロミオとジュリエット〟をレンタルして観ましたよ(笑)

いやぁ、ホントかっこいいんですよ(笑)

んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【とんでもない】です。

作者は、鈴木のりたけさん。
初版は、2016年2月です。


《ストーリーについて》

ぼくは、どこにでもいる普通の子。
サイのような立派な皮を羨ましがります。

〝とんでもない〟とサイ。
サイは、うさぎを、
うさぎは、クジラを、
クジラは、きりんを、
きりんは、とりを、
とりは、らいおんを羨ましがります。

らいおんは、人間の子どもを羨ましがる訳ですが....。
それを受けて男の子はどんな気持ちになり何を考えるのでしょう?

みんな違って、みんな大変なコトがたくさんたくさん詰まっている一冊です(笑)


《10コの好きなところ》

①絵本の表紙がクリスマスverになっていたので、少しアガる。

②しかも、表紙カバーと表紙の絵が違うところも得した気分になる。

③題字も、明朝体で人間っぽく丁寧に気持ちがこもっている感じがする。

④絵のタッチが、凄くリアルで動物も背景も本物のように見える。

⑤主人公の男の子がサイに憧れる設定がこれまたリアル。家の中にサイのフィギュアが置いてあるところが良い。

⑥主人公の住んでいる街に、各動物達が住んでいるところが素敵。

⑦〝とんでもない〟からの言い訳が面白い。たくさん言い訳が書かれていて自己肯定力が低い。

⑧画角も動物によって、変えているところが素敵。クジラであれば、画面からはみ出してサイズ感を強調しているところとか。

⑨らいおんなんて、オスの言い訳からメスがカットインしてきたように力の差を見せつけているところが面白い。

⑩最後は、主人公が自分にないものを悟ってハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7.5)は、

『うさぎさんかわいいー!ぴょんぴょんとんでぼちゃんしたのね。』
『くじらってはがあるんだね、うみのなかじゃ、ちっちゃーい。』
『ネコがいっぱいいるところがスキ。ワナがあるよ(笑)』

って、言ってました。(笑)

わたしはですね、このリアルな色彩の世界観に引き込まれながら、読み聞かせしましたよ。


《おしまいの言葉》

〝とんでもない〟という意味は、

⚫︎あるべき事ではない。

⚫︎決してそんな事はない。
というコトみたいです。

まぁ、主人公が言うように、ないものねだりですよね。

こう、年を重ねてきたら自分のことも羨ましくないですし、人のことも羨ましくないんですよね(笑)

みんな、何かしら背負いながら生きているわけだなぁって思うわけです。

これは、年の功の徳かなって。
少し、年を重ねる事に希望を見出せます。

☆彡






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