《絵本レビュー》UAMOU ウアモウとふしぎのわくせい
こんばんわ!
今日も一段と寒かったですよ。
まぁ、そりゃそうですよね。
12月に入りますもんね。
明日からは、上着必須です。
んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【UAMOU ウアモウとふしぎのわくせい】です。
作と絵は、高木綾子さん。
美術は、宮野隆さん。
初版は、2019年8月です。
《ストーリーについて》
ウアモウは、ピュアなハートを持った宇宙人の男の子です。
旅の途中、宇宙船が壊れてしまい、不時着した惑星で記憶喪失に....。
いろんな生物に出会い、記憶を取り戻していきます。
自分の星へ帰れないと嘆いていると、ウアモウから、のびる影がどんどん大きくなって...!?
好奇心いっぱいのウアモウの冒険の旅がスタートします!
《10コの好きなところ》
①絵本の表紙が、モノクロの世界観でウアモウがどーん!と描かれているし、ニス盛り加工しているところが豪華。
②見返しも、同じくモノクロの世界観でホワイト印刷に宇宙の星屑の絵が描かれているところが素敵。
③題字の文字は、主人公のウアモウを連想させるかのような、まるいまるーいオリジナルフォントがかわいい。
④絵も、モノクロの世界観かなと思いきや、惑星のページがとてもカラフルで真っ白のウアモウがよく際立ってみえるところが良い。
⑤文も、英語・日本語と同時に書かれているところも良いし、端的で少し引いた視点から書かれているのでわかりやすい。
⑥ 冒頭から、銀河とウアモウと宇宙船で、壮大すぎてハートを鷲掴みされる。
⑦しかも、背景は結構リアルに描かれているところも想像力を掻き立てられ感動する。
⑧本文中に、『きみってだあれ?ぼくってだあれ?』という言葉が印象深くキーポイントだと思う。
⑨おばけちゃん登場と共に、ウアモウ自身が生み出したモンスターの二大カオスで、ウアモウがパニックになるところが、おもしろいしハラハラする。
⑩最後は、モンスターはいなくなってウアモウとおばけちゃんが抱き合ってハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『ウアモウちゃんって、うちゅうじんなの?かわいいねぇー♡』
『でもさ、おばけちゃんもともだちなの?』
『モンスターは、わたしがやっつけてやる!!!』
って、言ってました。(笑)
わたしはですね、ウアモウが可愛くて可愛くて可愛くて可愛くてたまらなかったんですよ。まぁ、タイプってことです(^^)
そして、ウアモウのお母さんの気持ちになったつもりで、読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
物語の舞台が、銀河の中の惑星っていうところから私も娘たちも興味津々でしたし。
さらにその惑星での冒険や出会いによって、ウアモウが成長する姿は、微笑ましく見えました。
人間らしいと言いますか、怖い気持ちとかですね、一見ネガティブイメージに見えますが、ネガティブがあるからポジティブが際立って光ってみえるんだと思うんですよね。
これが、冒険という流れに乗せて優しく読者に届く物語の素晴らしさです(^^)
わたしも、ウアモウをギュッとしてあげとーござります。
☆彡
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