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《絵本レビュー》まどのむこうには

こんばんわ!

今日は、次女の5才の誕生日。
スクスク育ってくれている喜びと、ありがたさですよ。

本当に、わたしを選んでくれたことに感謝しかありません。娘よ、ありがとう!

さっ、今宵もやっていきましょう。
レビューする絵本は、【まどのむこうには】です。

作者は、まつむらまいこさん。
初版は、2020年1月です。 


《ストーリーについて》

窓の向こうの誰かの暮らし。

とんとんとん、ぐつぐつぐつ
台所の音がするし、
がしゃんばたん、どすんこら!
と暴れん坊の音もする。

まどのむこうには、はれない時間やあたたかな記憶がある。

子供から大人まで、さまざまな思いや未来がある。

ふと、窓の向こうの誰かの暮らしが垣間見え静かにあたたかな物語です。


《10コの好きなところ》

①カバーがトレーシングペーパーで、表紙のこだわりの用紙や切り抜き加工しているところにグッとくる。

②しかも、見返しの黄色い用紙が、表紙の家々の窓の絵の切り抜き加工されているところと合わさって、窓の灯りにみえる。
計算されていて素敵。

③最初と最後の文と絵が一対になっていて、最初のページはタイトルまでのプロローグになってる。ドラマか映画を見ているような気分になる。

④文のフォントも凄くこだわりを感じていて、優しい女性らしいイメージが伝わる。

⑤色もモノトーンとあたたかい黄色で描かれていて、なんだかリラックスできる。

⑥身近な想いから、果てしない想いへの話の流れがとってもグッとくるし美しい。

⑦繊細なタッチと視点の構図が素敵すぎる。

⑧〝夜空を見上げると不思議があふれて目眩がする〟ここの文に凄く共感した。本当に、わたし自身も目眩がする。

⑨文のない、窓がたくさんある絵のページには前のページに登場した人々が全員描かれている。そういうところが集約されていてハッとなる。

⑩最後は、窓の向こうの誰かの暮らしをみながら、ハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7.4)は、
『まどがいっぱいだねぇ、ここもまどあるねぇ』
『ねーねー、このひとたち、ねむたくないのかなぁ』
『ママーーー!まどがきられているよ!ほらココ!』
って言ってました。

わたしはですね、今回もうっとりしながら読み聞かせしましたね。
まつむらさんの世界観が、たまらなくリラックスできるんですよね。


《おしまいの言葉》

まつむらさんの絵本って、哲学ができるんですよね。
静かにそっと、哲学ができるんです。

それって、ボーーーっとすることと似てて瞑想状態になって、脳が休まるんですよね。

だから、わたしにとってみればありがたいんです。

眠れない夜に、疲れた夜にぜひ読まれてください(^^)

☆彡

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