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《絵本レビュー》とのさまサンタ

こんばんわ!

突然ですがわたくし、結構な頻度で家の近くの、海の動画を撮ることが多いのです。

で今朝も、撮ったんですがね。
頻繁に撮っていると、微秒な海の表情が分かると言いますか。

少しの変化が楽しめるところがいいです。
(海が近くにあると、海が好きになる説(笑))

まぁ、今日の気づきですね。

...んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【とのさまサンタ】です。

作・絵は、長野ヒデ子さんと本田カヨ子さんです。
初版は、2017年12月です。


《ストーリーについて》

むかーしむかし、海の近くのお城に遊ぶことの大好きな殿様がおりました。

ある日、外国のお客様からクリスマスの本をもらった殿様は、どうやらクリスマスとやらに夢中です。

家来に
煙突を100本建てさせたり
足袋をたーくさん用意させたり。

家来はヘトヘトです。

クリスマスに憧れる殿様の、ワクワク大騒動な物語です。


《10コの好きなところ》

①表紙カバーの絵には、ドヤる殿様。裏表紙には、物語のその後が描かれていて、すごく面白い。

②見返しには、殿様の性格がマスターできるんじゃないかというくらいの、いろんな仕草の殿様が無数に描かれているところ。

③題字の文字は、〝とのさま〟の〝と〟の部分がちょんまげを彷彿させるようなオリジナルフォントになっているところにこだわりを感じる。

④絵も、赤い線で描かれてあり、より楽しい感じが伝わる。

⑤文は、殿様の無邪気なワガママ具合と、それに従う従順な家来の様子が手にとるようにわかり、家来に同情する(笑)(家来は大変)

⑥ 冒頭から、好奇心旺盛すぎる殿様の絵から始まり、これはとんでもない物語になるかもしれないという想像力を掻き立てられ期待値が上がる。

⑦といっても、この殿様は無邪気すぎるからどこかで許されてしまうところ。ココロも綺麗。

⑧お城をクリスマス仕様にしていくのだけど、〝えっ?これヤリスギなのではっ...〟って思うほど凄い。

⑨殿様が見つけたサンタさんは泥棒だったことで、それすら知らない殿様の世間知らずな性格がおもしろい。

⑩最後は、凧に乗ってお城に引っかかって、ハッピーエンド!?(笑)


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『このさー、とのさまさー、ワガママだよねー!』
『おしろがさ、クリスマスツリーみたいだねっ♫』
『ねーねー、けらいさ、つかれてねておきないよぅ?』

って、言ってました。

わたしはですね、喜劇の殿様のイメージってこんな感じだよなぁって思いながら、読み聞かせしてました。

今しか見ていなくて、純粋で無垢で、あさはかな小さな嘘をつく(笑)


《おしまいの言葉》

この時代のクリスマスの表現の仕方って、ほんと面白いなぁって物語に引き込まれていきました。

煙突を100本も建てる必要があるのか(笑)
ド派手すぎます。(そこが素敵なんですけど)

靴下なんて、足袋をアレンジですよ(笑)
(もー、この物語が大好きになっちゃいますよね)

殿様の浅はかな純粋な考えも(笑)
(それが転じて、思わぬ方向へ行くわけなんですが)

もー私たちも、こういう風に生きたいですよね!

家来に感謝してくださいね!と・の・さ・ま!

☆彡







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