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《絵本レビュー》あおくんときいろちゃん

こんばんわ(^^)

猛暑が1週間続いてるみたいですね。
体感的には1ヶ月くらい続いてそうですけどね...。

そんな中でも、公園で青いどんぐりが落ちているのを見ると、秋の足音が聞こえてきますよ(^^)

さぁ、今日もはじめていきましょう。
【あおくんときいろちゃん】の絵本レビューをしたいと思います。

作者は、レオ・レオーニさん。
訳は、藤田圭雄さん。

初版は、2006年です。


《ストーリーについて》

仲良しの、あおくんときいろちゃん。
友達も沢山います。

ある日、あおくんはお母さんからお留守番を頼まれたのに、遊びに行きたくなりました。

きいろちゃんちに行ったのですが、いません。

あちこち探して、とうとう街角で会いました。

あおくんときいろちゃんは、うれしくてうれしくて....。

ファンタジーという姿を純粋に示してくれている一冊です。


《10コの好きなところ》

①用紙が高級で厚くて、それはまるでキャンバスのようで、こだわりがある。

②色の発色もすごく素敵。中心となる青色と黄色のチョイスが個人的に最高。

③丸い形を擬人化している。さらに、パパとママに関しては、さらに形を大きくしているところもわかりやすい。

④おうちの表現も大きな丸での統一した表現も想像力がかき立てられる。

⑤ちなみに、お友達も皆んな丸い形で表現されている(笑)

⑥表現がすごく抽象的なんだけど、読み進めていたら想像力がかき立てられる。

⑦あおちゃんと、きいろちゃんが会えたうれしさで一つになってみどり色になるんだけど、すごい可視化だなと思う。キーポイント。

⑧そして、泣いてバラバラになって涙になるところも、なるほどと舌を巻く。

⑨大人の固定観念も、可視化できていれば説明しやすい。いくつになっても、納得すれば許される。

⑩ 最後は、晩ご飯まで楽しく遊んで、ハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

次女(4)は、あおくんときいろちゃんが混ざってみどりになっているページにニヤニヤしておりました。

いやぁ、わたしもなるほどって思いましたね。
この絵本は、ほぼ丸で表現されているんですよね。
だから、訳は逆に大変だったかと思いました。

がしかし、藤田さんの訳が優しくて的確で絵とマッチングしているのですよね。

お見事ですし、丸い絵がしっかりとヒトにみえましたね。(^^)


《おしまいの言葉》

嬉しくなったら重なって、悲しくなったらバラバラになるって、当たり前のことなんですけど、こういう絵本の表現方法に感動するんですよね。

たしかに、色だったら重なったら違う色になりますもんね(^^)

違う色かぁ。

いろんな人と関わるたびに思うのですが、その場その場にはいろんな自分がいるんですよねぇ。

何色かはわかりませんが、その中の自分というのも、しっかり自分なんです。

若い頃は、少し不安でしたが今では、TPOに応じていろんなわたしがいるなんて素敵やんと思うわけです(笑)

☆彡





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