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迷った時の指針がブレない最強の理念を掲げる思考整理

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経営理念とは誰のためにある

あなたが「重要だ」と考えている、所属している組織の現状について考える機会として

■「経営理念?あー偉い人が決めたやつね」

■「会議、会社の行事の前、出勤の直前とかに唱和するのがルールのやつね」

■「経営理念憶えてるか?普段使わないから必要ないよ」

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2024年度を目途に、「渋沢栄一」が1万円札の図柄になるとのこと。

私が前職在職中にコーチングに出会い、現状との認知的不協和を感じているときに、不協和の輪郭をはっきりさせる一助となったのが、渋沢栄一の「道徳経済合一説」でした。

「道徳経済合一説」は、コーチング理論に直接関わらないので、興味ある方は調べてね。

ということで、認知的不協和とは、知らなかったことを知り、知ったことによる自分の重要度の変化により、新たに認識した物事の臨場感が高くなることで、現状とのギャップに不協和感が発生することを表した心理学の用語です。

江戸時代末期~昭和初期まで生きた方が、すでに「経済にとって道徳は不可欠である。また道徳にとって経済は不可欠である。ゆえに道徳と経済は表裏一体、不可分である」と教えている事実がありながら、

あなたが組織に属している場合、あなたの組織はどうだろうか?

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「〇〇社は、株主のための会社である。ゆえに自社製品を愛用する方たちの役に立つことを目的としない」とはっきりトップクラスが発言した会社もあれば、「お客様のために~」という経営理念でありながら、短期的な利益のためにコアーシブ(強制的)カルチャーが横行し、利益優先のセールスが常態化している組織もあるだろう。

(株主のための会社というのは良いのだが、自社製品を愛用する方たちの役に立つことを度外視するような経営の仕方では、社会性がないので、「無いほうが良い会社」ということになります)

しかし「そうはいうけど、利益上げなきゃ出世や評価に響くんだから綺麗ごとだよ」と自分に言い聞かせたり、同僚同士で慰めあったり、評価欲しさや数字のプレッシャーなどで、不正に手を染めるビジネスパーソンもいることでしょう。

短期的視点で、リラックスしていない。エフィカシーが低いということ。

どんな立場のビジネスパーソンにも、エフィカシーの高さが必要です。

あなたはどう考えているだろうか?

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・経営理念とは、株主様に納得していただくためだろうか?

・1つ訊いたら10も20も熱く語ってくる経営者の熱い想いの一人暴走か?

・組織の現状に対する課題点を列挙したものか?

ビジネスパーソンが迷ったときに拠り所にするための理念は、短期的現実に曇ってしまうのか?

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ゴール設定とアファメーションから考える理念

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あなたのゴール設定は、経営理念とは違うのでしょうか?

①ゴールは現状の外側に設定する(高ければ高いほどエネルギーUP!)

②人から与えられたり、人に約束するものではない(want toである)

③具体的だったり、ゴール達成のプロセスがはっきりしているものは現状の内側

④「いつまでに」の期日を設定できるのも、現状の内側

⑤ゴールは非現実的くらいがいい(自分がビビるくらい)

アファメーションは、現在進行形で、情動を表す言葉(充実している、誇らしい、清々しいなど)を入れた言葉を唱える方法です。

「私の言葉に人々は耳を傾ける。それは私が価値あるものを提供しているからであり、私の一言一言が、人々の人生を豊かにしていくのが誇らしい」のように、今起こっているかのように唱えます。

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ゴール設定やアファメーションと比較すると、経営理念は、「~をすることで、~になることを目指します」のような、未来推進形で、人に約束、宣言するものであり、具体的だったりプロセスがはっきりして「理想的な現状」であることが、異なるところです。

「長期的視点」や「未来」という観点が一緒ですね。

ゴールは、約束したり他言する必要はないので、want toのゴールを設定していただき、その上で現状の経営理念と組織への浸透状況を観察してください。

皆が理念を基軸に行動していて、お互いに高め合っている。この組織に属していることで充実しているし、長期的に見て私のゴール達成に対して、確実に有益な環境である。だろうか?

株主を安心させているだけか?ワンマン社長の気合論か?欠点だらけの現状だから、他から突っ込まれないように課題を列挙しているだけか?

コーチングマインドに重要性を感じているのであれば、考える機会としていただきたい。

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ゴールは、より社会性のあるゴールを設定する豊かさがエネルギーを加速させる。

あなたの社会に対して提供価値のあるコンテンツは何だろうか?

「相手に対して役に立つ」ということを度外視して生きてはいないだろうか?

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もし、この考える機会をきっかけに、自分らしくない現状に気づいたのなら、コーチングを受けると、これまでの過去は一切関係なく(本当に1%も関係なく)、あなたの未来が変革するでしょう。

ゴールは他言する必要はないですが、例外としてコーチにはゴールを話して良いのです。

なぜならば、あなたのゴール達成を誰よりもサポートするからに他なりません。

three S coachingブログより転載

three S coaching HP

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