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3/16-17 FOMCまとめ

こんにちは。米国株投資家のhariboo(ハリボー)です。

今回は、市場が超注目していたFOMCの結果についてです。

これら内容については、Twitter内でも「じっちゃま」こと、広瀬隆雄さんや日本経済新聞の後藤達也さんをはじめ、多くの方がまとめてくださっているので、そちらをまとめていきたいと思います。

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■結果

連邦公開市場委員会(FOMC)結果 FFレート0~0.25%(不変)、債券買い入れプログラム1200億ドル/月(不変)

経済予想サマリー

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FRBメンバー、景気に関してはかなり強気。GDP予想6.5%という数字もアグレッシブだし失業率4.5%というのも強気。PCEインフレ2.4%を予想しているにもかかわらずFFレートのドットが殆ど動いていないのはパウエル議長の統率力の強さを物語っている。

最悪の事態は回避できた。
経済へのサポートは今後も継続する。
1月に入ってから新規感染者数が減った。
経済指標は上向いている。
サービス支出は相変わらず低迷している。
回復は予想以上であり経済予想サマリーの数字も上方修正された。
雇用市場にも改善が見られる。

景気暗転はサービスセクターの低賃金労働者、黒人、ラティーノなどにとくに厳しかった。
インフレは短期的には上振れするかもしれないが、中期的には安定すると思う。

長期でのインフレ期待は2%付近でしっかりと固定(アンカー)されている。

債券買い入れプログラムは雇用が大幅に改善するまでは今まで通りのペースを堅持する。

【速報】パウエル会見①
・FRBは必要な経済支援を続ける
・ゼロ金利と資産購入の維持を決めた
・迅速・強力な対策で経済の最悪の事態は回避
・1月以降、新型コロナウイルスの感染や入院者、死者は減少
・ワクチンは今年後半の正常化に向け希望を与えている
・経済情勢は引き続き不均一で完全にほど遠い

【速報】パウエル会見②
・2020年3-4月の物価上昇率が低かったため、今後1年間は物価上昇率が高まる
・経済再開で消費が急回復するとさらにインフレ圧力が強まる可能性がある
・今年の一時的な物価上昇は政策金利見通しに影響を与えない点に注意してほしい

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■Q&A

Q&A
Q:ロイター、ハワード・シュナイダー
テーパーリングを議論しはじめるべき時期か?
A:経済予想サマリーは予想であり実際におきたことではない。実績として結果が出た時点でテーパーの議論を始めれば良い。ドットの分散はコミットメントの弱体化を意味しない。

AP クリス・ルーゲーバー
Q:景気が強いのに利上げが無いのは?
A:SEPはメンバーが各個に持ち寄った予想に過ぎない。利上げのガイダンスは雇用市場が回復したとき、インフレ率が継続して2%に到達したときなどに発する。SEPが示唆していることは、しばらく様子を見るということだけだ。

スティーブ・リースマン
Q:10年債利回りが上昇しているが?
A: 緩和的スタンスを堅持する。金融コンディションは緩いが、それは今の局面では正しい処方だ。

ワシントンポスト:レイチェル・シーガル
Q:マイノリティーの高失業率に関し、なにをポイントにみているのか?
A:労働市場の不均衡に関しては注意深くモニターしている。2019年2月には不均衡が解消したと思ったけど、いままた酷くなっている。

NYタイムズ ジーナ・スマーリック
Q:財政出動の効果は?
A:財政出動は大いに経済を支援した。大きな良いインパクトがあった。最悪のシナリオを回避できた。長期では「人への投資」「ソフトウェアへの投資」など投資を奨励しないといけない。

【速報】パウエル会見③
・経済情勢の大きな進展があるまで資産購入は継続
・資産購入縮小の可能性は可能な限り事前に通知する必要がある
・FOMCの何人かが利上げを見込むことは驚くべきことではない
★SLR(補完レバレッジ比率)については数日中に発表する=延長可否など具体的な言及せず

【速報】パウエル会見④
・経済見通し(SEP)は各委員の予測をまとめたもので、FOMCとしての予測ではない
・(長期金利の上昇について問われ)金融環境全体を点検しており、もちろん金融市場の状況にも常に注意を払っている。我々の目標達成のため金融環境が緩和的であるように保つことが重要だ

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