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イタリア③フィレンツェ 美術館編

フィレンツェの美術館の備忘録。

①アカデミア美術館

ここは、何と言ってもミケランジェロのダヴィデ像。
シニョーリア広場や、ミケランジェロ広場など、街のあちこちで見かけるが、本物はここに飾ってある。

私はこの像がこんなに大きいとは知らなくて、像を見た時には驚いてしまった。
5.17mもあるのだ。
そして、下から仰ぎ見ることを想定し計算されて作られ、上部が少し大きいのだそうだ。

ダヴィデ像をぐるりと一周して、後ろからも見学。

友達が、私の耳元で内緒話をするように、

『ねぇねぇ、Dito。
ダヴィデ像のお尻はセクシーだね』

と言うので、つい笑ってしまった。

②ピッティ宮殿

ラファエロ 小椅子の聖母
一度、この絵を見たいがために、それだけの理由でフィレンツェに飛んだことがあった。
何故か分からないけれど、どうしても見たくなったからだ。

ピッティ宮殿は、ラファエロの作品にたくさん出会える。
でも、私はラファエロの作品の中で、この絵が一番好きだ。

③ウフィツィ美術館

フィレンツェを訪れる多くのかたが、ここに足を運ぶであろう。
U字型に作られた美術館は、貯蔵品だけでなく、その建物も美しいと感じる。

ウフィツィとは誰かの名前かと思ったのだが、意外にもイタリア語の『オフィス』の意味だった。
以前ここには、行政の為の事務所があったのだそうだ。
1591年から、美術館として使用されているそうだ。
展示品の数、約2500点。

美術館廊下

美術館の廊下天井
天上まで美しい。

この美術館で誰もが目にする絵の一つだろう。
ボッチテェッリ
ヴィーナスの誕生

ボッチテェッリ
プリマヴェーラ 春

レオナルド・ダ・ヴィンチ
受胎告知

レオナルド・ダ・ヴィンチ
東方三博士の礼拝(未完成)

ラファエロ
ヒワの聖母
聖ヨハネを象徴した左の子供の手に、ヒワが乗っている。
ヒワが、キリストの額から、茨で出来た冠の棘を抜こうとしたというお話がある。

ミケランジェロ
ドーニ家の聖家族

クラーナハ
アダムとイヴ

ティッティアーノ
ウルビーノのビーナス

カラヴァッジォ
メデゥーサ
髪の毛が蛇でできているというメデューサは、見たものを石に変えるという。
そのメデューサを盾にして戦ったという、ギリシャ神話のペルセウス。
そのお話の通り、こちらの作品もメデューサが盾に描かれており、珍しい作品だと思った。
盾は、武装目的ではなく、儀式の時のみに使うそうだ。

この作品を前に、私も石になってしまいそう。

ピエロ・デラ・フランチェスカ
ウルヴィーノ夫妻肖像

コジモ
アンドロメダを救うペルセウス

レンブラント
自画像 

ルーベンス
自画像

途中の廊下からドゥオモが見える。

街全体が世界遺産
街全体が美術館

そのように形容される美しい街、フィレンツェ。
その中でも、その美術品の多くは、ここウフィツィ美術館に集結している。

私はまた、フィレンツェの宝物に会いに、ここに足を運ぶだろう。

時間を忘れ、ただ絵を見る。

私にとって、まさに至福のひととき。

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