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平均寿命の男女差は、体をこまめに動かす時間の差?

私の文章を読んで頂きありがとうございます。

鍼灸師として約30年がたち、、できるだけ多くの方にお伝えしたいことがあります。

現代社会は、交通手段や電化製品などが普及し大変便利になりました。その反面、歩いたりこまめに体を動かす機会はめっきり減ったような気がします。さらに最近では、オンラインでの作業やコミュニケーションが増え、座ったままでじっとしている時間が増えました。

以前の記事「健康の平均点が下がっている?」で、肩こり、腰痛、不眠症などがここ数年で急激に増加していることをお伝えしました。その原因の一つが、体を動かさないことだと考えられます。

体を動かさないことの弊害についてはたくさんの情報が出ています。そして最近の研究によると、座ったままでじっとしていることの体への悪影響は想像を遥かに超えているようです。そこで、具体的にどのように対応すべきかが問題になります。

歩くことが良いのは多くの方の意見が一致しています。その他にも、それぞれ好きなスポーツを楽しむのはとても良いことです。ただ、実際に長く続けられる人は思ったより少ないのが現実のようです。

そこで、もっととっつきやすい解決策を考える時、いつもヒントとして頭に浮かぶのは平均寿命や健康寿命の男女差です。ずっと女性の方が長い状態が続いています。その理由については、遺伝子的な問題や仕事のストレスなど、様々な要因が考えられています。

私の個人的な感想ですが、生涯にわたりこまめに体を動かし気を使う時間の差ではないかと思っています。女性が担っている割合の高い買い物、食事の支度、洗濯、掃除、育児などは、本当にこまめに体を使います。男性も仕事で頑張っているのですが、いかんせん座りっぱなしの時間が長くなっています。

このような状況を考えると、本質的な解決策が見えてくるような気がします。そもそも、男性は女性に長生きしてもらいたいと願ってもらえた方がいいと思います。そして、女性を長い間一人にしないためにも、元気で長生きした方がいいと思います。一度でも平均寿命を逆転するくらいの気合を見せたいものです。

そのためには、ちっぽけなプライドや常識は捨て、なにか得意なことでどんどん手伝いをしてみてはどうでしょうか。掃除などはお勧めです。体を使い、きれいになり、人の役に立ち人間関係が良くなります。一石三鳥以上だと思います。

今回は、話の流れで男性に厳しくなりましたが(すでに行動している方、ポリシーの違う方ごめんなさい。)男女を問わず、こまめに体と気を使うことは健康長寿の秘訣かもしれません。




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