見出し画像

その1−2 ご両親が感じる価値観の変化からお子様の将来像を妄想する

 附属校がある幼稚園からご縁を頂くと、その後活力あふれ多情多感な10数年間を附属校園で過ごし、社会へと巣立ちます
 そうです、相思相愛の幼稚園を見つけるには、お子様の「今」(1. お子様の変化/成長)を知ることに加え、附属校園での生活のその後の将来に思いを巡らせることも(2. お子様の将来像)必要なのです。
 将来に…と言われても、世の中の価値観もお子様の興味や得意分野も常に変わり、イメージが付きにくいかと思います。そこで今回は、お子様の将来像を健全に、建設的に妄想し形にする方法をお伝えします。
 形式や書き方は以下のサンプルをご参照ください。ここでは、
  お父さま:M&Aアドバイザリー業務に従事、
  お母さまが専業主婦の傍ら地域の地域の国際交流活動に参加
されているご夫婦の事例をご紹介しています。


社会生活から感じる価値観の変化に着目する

 お母さま、お父さまの今までの仕事や地域活動などを通じて、社会との接点、ご自分の立ち位置から新鮮に感じた出来事を思い出してみてください。
 そして、お母さま、お父さまのその「出来事」に関してご夫婦で意見交換して、その結果をまとめてください。
 それこそがご夫婦で考える「社会生活から感じる価値観の変化」であり、「お子様の将来像」を形にするベースになります。

お子様の将来像は「社会との関わり方」の視点で

 お子様の将来像を考える際、お子様の社会的、経済的成功を願うことはどのご家庭も概ねあると思います。ここでは目線を上げて、将来お子様がどのように社会へ貢献しているか、社会との関わり方を考えてみてください。
 未来を創るのはお子様世代であり、附属校園で共に成長するお友達でもあるのです。お子様が彼ら彼女らとどのような未来を創り、その中でどのように活躍するか、これが今ご夫婦でお考えになるべきお子様の将来像です。

 では、どのようにお子様の将来像を形にするか。前述の「出来事」つまり現時点の価値観の変化を元にご夫婦で「未来をゆるく妄想」してみてください。

 サンプルの事例では、、、

お父さまの「出来事」として
 〜お仕事の会議において、異業種の集まりでありながら多様な意見を有機的にまとめ上げ、成果に繋げている〜
ことに直面しました、

お父さまは考えます、
 〜一つのことを成し遂げることも大事だが、これからは、それらを繋げ合わせてこそより付加価値がもたらされる〜

そこで、お子様には、
 〜多様な価値観の仲間に囲まれ、自らの専門性と意思を持ちながら、人と人を繋げる役回りをこなせる〜
といった将来像を描きました。


 いかがでしょうか。重要なことは、
・揺るぎない将来像を描こうとしない
・「出来事」(事実)以外を根拠としない
言い換えれば他人に説明出来る範囲で「ゆるく妄想する」と言うことになります。

 少し時間は掛かりますが、ぜひご家庭でも一度実践してみてください。

「お子様の将来像」を見直し、共に成長する

 時間を掛けて将来像を描いても、それで終わらせるのは勿体無いです。出来れば、価値観の更なる変化を感じる出来事やお子様の成長に合わせて、またお子様の意見を交えて「将来像」をアップデートしてみてください。
 これを継続すれば、正に将来的にお子様が社会に出る際の指針にもつながります。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
次章では、「遊び日記」とお子様の将来像から、我が家独自の「教育方針/躾」を形にする方法をお伝えしようと思います。

「親子で楽しむ お受験準備」全体にご興味を持っていただけましたら、
まずは目次をご参照ください。
その0 ご両親がまずやるべきこと
その1 相思相愛の幼稚園の探し方
その2 幼稚園の「評価視点」
その3 ご両親の準備 〜願書、面接、考査は三位一体〜
その4 当日の過ごし方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?