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<お受験コラム>多忙なお父様(お母様)の遊びの「習慣化」 実践その1:柿のプランター栽培

 前回のコラムで多忙なお父様(お母様)がお子様との接点を効率的に深める方法として、遊びの習慣化についてご説明しました。

<お受験コラム> 多忙なお父様(お母様)は、「習慣化」できる遊びを取り入れ、お子様との接点を効率的に深める

 今回はその実践編として、具体な習慣化の内容をお伝えします。


プランター栽培のススメ

 第一弾は、プランター栽培です。今回は四季を感じ、日本文化を知ることが出来る「柿」を例にしますが、確かに、「柿」は非常にハードルが高く、実を付けるまでに何年(8年?)もかかりますので、ある程度成長したした枝を入手し植え替える、また他の植物でも構いません。
 出来れば「野菜、果実」をお勧めします。なぜなら、発芽から収穫、そして調理まで、お子様と関わるイベントが継続そして発展し、また「食べる」というお子様でも馴染みやすゴールがあるからです。

 前回のコラムでご説明した、習慣化できる遊びの選定基準から評価すると、

  • お子様が興味を持つ内容
     → 土いじり、お花の鑑賞、調理など、普段の遊びやお手伝いを体験出来ます

  • 遊びを通じて学びがある
     → 四季の変化を体感出来ます

  • 今すぐ始められ、面接前に完結する
     → 秋に収穫時期出来ます

  • お子様一人では難しいが、お父様(お母様)の援助で体験できる
     → 剪定や収穫など、幼児期には危険なイベントはお父様(お母様)が見本を見せてあげます

  • 1日数分で終わる
     → 日々のルーティーンは「水やり」なので、多忙でも継続出来ます

 ですので、非常に適しているのです。

お子様との接点は深まり、広がる

 では、「柿」のプランター栽培における、各イベントのお子様との接点をみていきましょう。

  1. 計画
     プランターをどこに置くか、お子様、親御様の役割、収穫したらどうやって食べるか、などお子様の遊びの中に親御様が入りますので、会話は弾みます

  2. 植え付け
     身近にあるスコップを使ったり、土をいじったりと普段の遊びに近い事を親御様と一緒に楽しみ、それが先々食べられる期待が膨らみます

  3. 水やり
     日々のルーティーンができ、親御さんとの遊びが生活の一部となります

  4. 剪定
     育てる大きな枝を決める、切る小さな枝を決める、育っていった木を注意深く観察します

  5. 開花
     花や花に集まる虫を観察し、親御さんと絵を描いたり、花の匂いを嗅いでみたり、身近で自然に触れる機会ができます

  6. 収穫
     長い期間手間を掛けた柿の実を前に、達成感を味わいます

  7. 調理
     日本古来のドライフルーツである干し柿を作り、伝統に(少し)触れられます
     ※渋柿限定

 これらは、「接点」の一例ですが、自然を相手にする遊びなので、例えば、生命の営み気候による変化(時には残念な結果も)など、楽しみ方は非常に広いのです。まずは野菜、果実の収穫時期などを調べて、早速プランターや苗木など発注してみてください。

プランター栽培は、楽しみの領域が広い

 本編では、お子様の日々の遊びを分類、記録することで、変化と成長を把握することを提唱しています。

その1−1 「遊び日記」でお子様の成長/変化を分類、可視化する

 プランター栽培のイベントを、遊び日記の分類に当てはめると、実は各領域満遍なく楽しめることが分かります。

 上の表は、代表例であり、細分化すればほぼ全ての「楽しみ」を経験出来ます。
 
 ご家庭でも、プランター栽培を取り入れ、日々のお子様の反応や気づきを、遊び日記に記録することで、お子様との接点を深め、お子様の変化と成長を可視化してみてください。また、実際プランター栽培は親御様も打ち込めますので、新たな趣味に発展するかもしれません。


 ここまでお読み頂きありがとうございます。
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 「親子で楽しむ お受験準備」全体にご興味を持っていただけましたら、
まずは目次をご参照ください。
その0 ご両親がまずやるべきこと
その1 相思相愛の幼稚園の探し方
その2 幼稚園の「評価視点」
その3 ご両親の準備 〜願書、面接、考査は三位一体〜
その4 当日の過ごし方


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