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親子関係・親子の対話

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「親業」で得た経験をはじめ、親子関係や親子の対話について書いていきます。
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#言葉の力

子どもと日々の「ミニ振り返り」を続けて2年経った変化

 子どもと寝室分けることになった小1・年少のタイミングから、毎晩寝る前に「ミニ振り返り」をしています。  ベッドに入って電気を常夜灯にしたあと、「今日はどんな1日だった〜?」と私が聞き、先に「ハイっ!」といった人から話す方式です。  はじめのうちは、「忘れたー」「わかんない」という日もありましたが、この2年ですっかりお話上手に変わってきました。  意識していたのは次のことです。 「忘れたー」など、話せないor話したくない時は無理には聞かない 「楽しかった」など一言の

親子対話でつくる、小1はじめての夏休み計画

 夏休みも気づけば折り返してしまいました。今回、上の子小1がはじめての夏休み。  試行錯誤しながら、親子で対話しながらつくった夏休み計画が、なかなかいい感じに進んでいるのでまとめてみます。 STEP1 気持ちを共有 まずはじめにやったことは、「どんな気持ちで夏休みを過ごしたい?」を話すことでした。  これは、この先計画を立てるときや、実行するときにも指針になる重要なところ。  自由に、「こんな気持ち!」を話してもらい、書き出していきます。 STEP2 目標を決める 次に、

勝手に私のものにしていた「子どもの問題」を手放してお互い楽になったこと

 上の子が小学1年生になって最初の1週間は、「友達できるか不安…」「話しかけるの怖い!」という子どもの不安を、“私の問題”にしてしまって、お互いに苦しい時期が続きました。  というのは、「親業」では、まず最初に目の前で起きてる事象を、“子どもの問題”と“親の問題”に分けるんですよね。(アドラーでいう“課題の分離”)  「子どもが友達に話しかけるのが怖いと言う」はあくまで子どもの問題で、子どもが解決していくこと。なのに、「それは大変!なんとかしてあげなくちゃ!」と、私の問題

3歳でも、一緒に決めたことが守れる方法 〜子どもと寝室を分ける編〜

 我が家は、子どもと私のやりたい欲求がどうしても違う時は、「にこにこ法」で解決策を一緒に決めてます。  これまで上の子4歳以降でしかやったことがなかったのですが、今回初めて3歳1ヶ月の下の子も交えて3人でやったところ、意外に成り立ったので記録しておきます。 にこにこ法って? にこにこ法は我が家の呼び方で、元は親業訓練講座の勝負なし法という手法。親子が対等に話し合うことで両者納得の解決策を見つけるやり方のことです。  大まかな流れとしては、 ①にこにこ法について説明 ②各

「解決策」じゃなく「欲求」を伝えて、子どもとのコミュニケーションがちょっと楽になった話

 日々の生活で嫌なことがある時、こうしてほしい!という「解決策」を相手に話してませんか?  でも、特に子ども相手に「解決策」を話すと≒「要求」となり、反発されることが実は多いかと思います。  今回は親業講座からの気づきと実践をまとめたいと思います。 解決策を話すと反発されがち 普段「解決策」とは意識してないことが多いですが、「〜してほしい」「〜したら?」という会話は、相手に解決策を要求しているかもしれません。  これって、解決策=欲求=あなたメッセージなっちゃってるからな

親業を始めて2年、子どもへのイライラが減ってきたことまとめ

 今、親業の人間関係講座を受けていて、ふと「非受容(自分が受け入れられないと感じる相手の行動)」が減ったなあ〜と思い、2年前、親業訓練一般講座を受けたときのノートを振り返ってみました。  上の子が4歳→6歳での変化です。 私が変わって気にならなくなったこと✔️朝なかなか着替えない。でも、「まあいずれ着替える」と、前ほどイライラしなくなった。 ✔️ご飯で嫌いなものがあった時にダラダラ食べるのが気にならなくなった。「ダラダラ」は私の主観。素直にこの子はこの食材が苦手なのねと

子どもは本当に「イマ・ココ」を生きてるんだな、と感じた2歳児との会話

 親子のコミュニケーション手法を学ぶ親業の先生が「子どもは、イマ・ココで生きてるのに、親はまだ起きてない先のことを勝手に心配して、怒ったり、イライラしたりしちゃうのよね〜」とお話しされてたのがずっと印象に残ってます。  下の子2歳9ヶ月は、2歳半過ぎから話し始め、今おしゃべりが大好きな時期。ところが、最近、うまく伝わらないな〜と思うことが続き、冒頭の言葉を思い出してハッとしました。 私 「今日は雨降ってるよ!雨に濡れたら、風邪ひいちゃうよ〜風邪ひいたら悲しいな〜〜」  ↓

“指示命令”にならない子どもへの置き換え言葉4つ

 2歳後半の下の子がだいぶ話せるようになってきて、「◯◯をしてちょうだい」の指示命令文だと動かないのに、言葉を置き換えることで動いてくれることが増えてきたなあ〜と感じます。  親業で、「親子は対等、上下関係ではない」と学んで以降、なるべく上から目線の指示命令言葉を減らしたいな、と思ってやってることをまとめてみました。 どれにする? 着替えて欲しい時、「ほら、着替えるよ!」「早く着替えて!」と言うより断然伝わるのが、「今日はどの服にする?」です。  出がけの靴下も、「今日は

お互いイライラしないための 【置き換えワード】のススメ

 最近上の子5歳と話すときに、お互いがイライラしないようにするために言葉を置き換えてみています。  これが中々楽しい気分になってオススメでして、4つほど紹介したいと思います。 やめてくれ〜😱な気持ちの時は【実験】 子どもの発想って無限大ですよね。  我が家では何故か湯船にいろんなものを持ち込むのが流行ってしまってまして…… ペットボトル→全然OK ビニール袋→全然OK 服を着たまま→まあしゃーなし いらない紙→え?いや、湯船はやめてぇ〜  明らかに湯船に入れたらすぐボロ