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親子関係・親子の対話

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「親業」で得た経験をはじめ、親子関係や親子の対話について書いていきます。
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2020年10月の記事一覧

「痛くてイイ・泣いてイイ」 自己肯定感を下げない接し方

 インフルエンザの予防接種が始まって、よく行く病院でも注射後に大泣きする子をよく見かけるようになりました。泣いている子どもに皆さんなんて声をかけていますか? 慰める・励ます つもりでも? 周りを聞いていて多いのは、「大丈夫だよ!痛くないよ!!」と励ましている言葉。他にも、「(大したことないんだから)泣かなくていいんだよ!」などなど。  以前の私も、同じような声かけをしていました。でもこれ、励ましているつもりで本人の気持ちを否定する言葉がけになってしまっているんですよね。  

HSC気味な子との接し方

 子どもが敏感すぎてツライとき、HSCについて知っていると、親が少し落ち着けるかもしれません。  HSCっぽいねと周りに言われる我が子の場合についてまとめてみました。 ※あくまで個人の体験談です。 ※2022年に小学校入学後までの特徴と接し方実例をまとめ直してみました HSCとは? Highly Sensitive Childの略、アーロン博士が発表した概念で、生まれつきとても敏感な感覚や感受性を持った子どものことです。よく、育てにくいと悩んでたらHSCだったということが

親子でwin-win解決策を探る 親業の「勝負なし法」

 先日嬉しいことがありました。初めて上の子から「にこにこ法をやろう!」と言ってくれたのです。にこにこ法とは、親業では勝負なし法というやり方の、我が家流呼び名です。これまでの我が家のにこにこ法を少し紹介してみたいと思います。 親業とは? 親業とは、「親と子は対等」「子を信じる」ことを前提として、子どもといかに接していくかを学ぶもので、親と子は上下関係で指示命令するのではなく、対等の関係で対話をしていくことが基本となってます。 勝負なし法とは? “勝負なし法”とはその名の通り

子どもの自己肯定感を伸ばしながら自立を促す「能動的な聞き方」

 上の子が年中になり、少しずつ人間関係のモヤモヤを抱えることが増えてきたようです。友達と嫌なことがあった、先生に怒られた、などの子どもの訴えにどう対応するか?を、親業の「能動的な聞き方」で解説します。 親業とは 親業とは、「親と子は対等」「子を信じる」ことを前提として、子どもといかに接していくかを学ぶもので、親と子は上下関係で指示命令するのではなく、対等の関係で対話をしていくことが基本となってます。 子どものヘルプのNGな受け取り方 子どもが、友達と嫌なことがあった、先生

「魔法で体が洗える!」と言う子との攻防

 5歳の上の子の最近の口癖は、「今日は魔法で体洗ったよー!」。いや、本当は洗ってないって分かってるんですが、信じてあげたい。でも流石にね……と困り、親業の「能動的な聞き方」と「私メッセージ」で少し変化があったので書き留めます。 魔法で体を洗い始めて早数ヶ月… 5歳を過ぎて、そろそろ自分で体を洗ってねとなってしばらくたち、急に始まった「もう体、魔法で洗い終わったから!」。どうやら自分で洗うのがめんどくさくて生み出したようです。魔法。  はじめのうちは面白がり、途中からは呆れ果

子どもとPoints of Youで振り返り

 上の子(5歳)とは、時々振り返りにコーチングツールのPoints of Youを使うようになりました。 どんな時に振り返り? 今の所、何か区切りがいい時や、つらいことがあったみたいだなというタイミングを見て振り返りをするようにしています。  例えば、緊急事態宣言下で保育園に行けなかった時期は月ごとの振り返りをしていたり、最近は半休をとって上の子とのデートタイムに今週の振り返りをしたりしています。  振り返りという言葉は難しいですがそのまま使っていて、「振り返りをします!