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二種的な事務長

こんにちは、結木です。
新年度・新生活の時期、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私といえば・・・まあ、やっていることがバラバラが味わいな具合でぼちぼちやっています。
心療内科に勤めつつ、着物のカタログ撮影やら、花療法士としての個人セッション、ボディーワークだったりと多種多様な業界にお邪魔させていただいて、その業界の体質を感じていたりしております。

それぞれの業界を体癖的に表すと何種界なのかしらーと少し俯瞰で見られると、いざ現場に入った時も立ち回り方がわかるというか、無駄に疲れなくて済むし、やるべきことに集中できたりするなあなんて思っています。

ほら、業界・職種・企業・職場によって、独特の体質ってあるじゃないですか?
例えば、医療業界だとこの業界に流れる体質は、一種&二種&五種体質。権威性とリスクヘッジと損得の世界。
芸能界は左右・・・とりわけ三種的に見えるけれども実態は、一種&五種&七種の年功序列・損得・体育会系体質。
これは、業界だけでなく、もっと身近なところだと、勤め先・学校など、所属するコミュニティごとにありますね。
その中で、居心地の良さ・悪さを感じることも。

私の話で恐縮ですが、私の体癖は三種九種です。
ものすごく簡単に言うと、ノリと勢いと感覚と本能と執着の体癖。体癖的に言うと、権威・世間・損得が大の苦手なのです。
そんな私がなぜ、医療業界という上下型と前後型体質のところにいられるのかというと・・・。

あ!その前に・・・

体癖を発信していると、避けて通れない質問があります。
それは・・・
「◯種にはどんな仕事が向いていますか?」
これ・・・
正直言って私にとっては、ふざけんじゃねぇー!!(笑)な質問なんです。
あなたは上下型か!(笑)タイプ分けちゃうぞ!(笑)キャラ分析ちゃうぞ!(笑)こちとら生きてる人間やぞー!と突っ込みたくなります。
じゃあ、◯種にはこれが向いていますと伝えると、それやってくれる?絶対やってくれる?絶対やってくれよなっ☆って話。
でも、その質問、どんどんしてください。
ふざけんじゃねー!とか思いながらも、そうやって生きようとする人の姿が、たまらなく愛おしいのです。←きもいオトナ(笑)
あなたの葛藤をお聞かせいただければと。
待ってます←

ちなみに、私が関わっている役者の世界にも、着付師の世界にも、一種から十種までちゃんといます。
技術職と言われると、真っ先に浮かぶ体癖はなんでしょう・・・。
二種?九種?それとも八種?
それ、半分正解で半分間違いです。
技術職にも一種から十種ちゃんといます。
何が違うのか・・・。

ここで、さっきの話に戻りますね。
ノリと勢いと本能の体癖の私がなぜ苦手な権威と損得の業界にいるのか。
それは、、、

・目的がある
・その体癖界で、自分の体癖の活かし方を知っている
・感受性を補完する立ち回りをしている、補完するものがある
・何をやって何をやらないかを決めている
・できないことや苦手なことは助けてもらっている

何が向いているかと言うより、置かれた場所で、自分の体癖でどう生き抜くかを知ることが大切なんじゃないかと私個人としては思うのです。


前置きが長くなりました。。。
そんな権威と損得の医療業界の二種的事務長のお話。

二種の特徴をものすごく簡単に特徴をお伝えすると・・・
・感受性の特徴・・・善悪・正しいか間違っているか・褒めたり貶したり・基準が世間や身内
・体の特徴・・・首が太くて長い、体が細長い、背もたれにもたれない(背もたれの意味w、俯く動きが多い
・行動の特徴・・・コツコツやれる、安定感、その場に合わせることができる、人の目を気にする、マニュアル無双、忍耐力、イレギュラーに弱い、身内を大切にする、思ったことが一瞬顔に出る
・心理的な特徴・・・不安にフォーカスしやすい、感情があっさりしている、頭の中でひとり相撲、世間的に何が正解かを求める

なんというか、ぱっと見品行方正なように見える二種。物事の平均以上かそうじゃないかを割と気にしていたり。

そんな二種的な感受性を持つ事務長(てか、事務長っていう響きが二種二種しいですねw)は先日、私にこう言いました。

「僕、感情がわからないんです。みなさんが、もっと人のことを大切にしろって言うんですが、意味がわからなくて。僕は、ごく普通に当たり前に接しているだけなんですが。うんぬんカンヌン・・・この間もこんなことがありまして・・こんな状況で・・・」(とにかく話が長い)
これまた私の悪い癖で、途中から面白くなってきて、どこまで話すんだろうと黙って傾聴していました。
長かった。割に・・・状況説明だけで終わった・・・(笑)
二種的事務長は、仕事はきっちりですし、無駄な感情を挟まないので、割と難しい状況の患者さんの対応はうまいのです。
私なんかがインテークをとっていると、患者さんの話で胸が痛くて心が揺れるような話や、これきついわ・・・っていう状況も、二種的事務長は、それはもう淡々と事務的に話を聞きます。で、テクニックとしての傾聴をマニュアルに従って行います。これはもうほんと見習うところで、その技術をこっそりいただいたりしています。
ただ・・・患者さんの感情に配慮するとか、あなたを受け入れていますよと言う態度はちょっと苦手なので、時に冷たい印象だったりします。
慣れたことには饒舌で、突飛な質問には一瞬嫌な顔をする、かわいい一面を持ち合わせています。
一言多くて一言少ないのが最大の特徴で、例えば物事を断るときは「ダメです、無理です」と相手側の言葉や思いに配慮することがとても苦手。
先日も一言少なくて、スタッフからのブーイングが出ていましたが、本人は何が悪かったのかわからずに不安になっていたので、僭越ながら少しだけアドバイス(こうしたらいいよってマニュアルをお伝えした次第)をさせていただいたところです。
「どうしてそうなるのですか?」という質問をしても「マニュアルに書いてあります」って割と冷たい対応。いやいや、こっちは理由を聞きたかったんだけどと言っても、理由なんて本人からしたらどうでもいいのです。
慣れてくると、ちょっとグチをこぼしてくるのもかわいいところで、こぼしてきたグチや頑張っている自分をひとしきりしゃべって(長い)、こちらが話を要約してまとめていくと、謎の納得をしていました。
仕事をしていて楽なのは、こちらが二種的事務長の感情に配慮しすぎなくていいというところ。
存在に感謝しつつ、ビジネスライクに、不必要な感情は一旦おいて対応させていただけるところは助かっています。
いい意味で、「目には目を、歯には歯を」←

私がそこに所属しているうちは、これからもたくさん学ばせていただこうと思います。ありがとう二種的事務長!

というわけで、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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