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また、知らない朝を繰り返す
同じベッドで目覚めているのに
捉えられた光の束がこんなにも瑞々しい
滴り落ちた雫の波紋が
うす呆けた脳に沁み込んでいく

もうすぐ終わる季節の名前は
もう忘れてしまった
感傷的な夜の終わりは唐突に
金色の猫がにゃあと鳴いて
世界が閉じていく

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