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【富士山】山中湖とまぼろしの滝ドライブ

6月とは思えない暑さの土曜日。風を感じる旅、をテーマにドライブに出掛けた。

中央道の軽い渋滞に巻き込まれつつも、昼頃に山中湖に到着。
まずは、湖畔でローストビーフサンドをテイクアウトし、公園で食べることにした。

爽やかな風と、湖畔の木々が作る日陰に助けられ、木漏れ日の中、湖を眺めながらの快適なランチ。ローストビーフサンド美味しかったな。
食後は軽く湖畔を散策した。

大きな白鳥を間近で観察

山中湖を後にし、まぼろしの滝を見に車を走らせる。まぼろしの滝とは、富士山の雪解け水によってできる、春先〜初夏にかけてのみ見られる滝。少し時期が遅い気はするが、試しに見に行ってみることに。

車で須走口5合目まで走る。
富士山の頂上がどんどんと迫ってくる。

須走口5合目駐車場からの眺め

5合目に到着。標高は2000m。太平洋や半島の形もよく見えて、高地にいることを実感。

まぼろしの滝までは、駐車場から徒歩25分程度の登山。
序盤の急坂で早くも翌日の筋肉痛を確信しながら、休み休み登っていく。
10-15分登ると開けた場所に出る。

北海道かどこかに来たような植生と、眼下に臨む山中湖。景色を眺めながら一度ここで休憩をしてまた先へ。

ここからは、一気に砂の世界となり、どうやら先ほどの場所が森林限界のよう。

この辺りは比較的平坦なので楽しくハイキング

最後の急坂は、砂で滑り、スニーカーの私はやっとの思いで登った。
そしてついに、まぼろしの滝に到着。

結果は、やはり流れておらず。
下山後、5合目の山小屋兼茶屋の菊屋の女将さんに話を聞いたところ、年々まぼろしの滝の時期は早まっており、最近は、GW頃なのだとか。少し前は6月上旬でも見れたのに。

しかし、ここからの景色は素晴らしかった。
風を感じながら、近づいた頂を見上げていると、富士山と一体になったかのような不思議な感覚に陥ってくる。

日本地図と照らし合わせながら眺めると、日本小さい!という感覚に。この感覚も普段はなかなか味わえない。

持っていたお菓子を食べながらしばらく風に吹かれて、岩場でのんびりした後、下山。
砂の急坂は、特に下りは滑りやすいので注意。この下りが少し怖かった。

そして無事に5合目に到着。
小富士遊歩道を散策しようとした矢先、雨が降り出したので引き返すことに。
山開前の人の少ない富士山を満喫した。

今は開かれていない登山道の入り口で

風を感じる旅。
山中湖畔で感じた爽やかな風と、まぼろしの滝で富士山に抱かれながら感じた風。

あの木を揺らして、美しい木漏れ日を生み出している風と
湖面を揺らしている風と
木漏れ日や湖面の揺らぎを美しいと思いながら私が受けている風は
どれも繋がっていて、同じなんだろうと思うと、不思議な気持ちになる。そして、不思議と安心感を覚える。

富士山にはやはり、そんな少しスケールの大きなことを感じさせる風が吹いていると思う。

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