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読書記録2022

あけましておめでとうございます🎍
久しぶりの更新です!!!
今年は月一には更新できるようにするのが目標です!よろしくお願いします!

さてさて恒例?になりつつある読書記録。
今回は2022年の総括です📚
去年は計41冊読みました!

その中でも印象深い作品について書きます。



汝、星のごとく/凪良ゆう

その愛は、あまりにも切ない。
正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。

ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。

Amazonより引用

複雑な家庭環境で育った二人が、出会い、恋をして、遠距離恋愛、すれ違い……と書くとよくありがちな物語かと思われそうだけど、そうじゃない、そうじゃないんだ……。語彙力が乏しすぎて上手く伝えられないのが悔しい……。
決してハッピーな話ではない。ひたすら辛い。辛いのにどんどん引き込まれて読んでしまう。人を愛すること、自分の人生を生きることの難しさ。「正しさ」とか「自由」とかって何なんだろうと考えさせられた……あぁ、ダメだ……語れば語るほど陳腐になってしまう。
こんなに心を揺さぶられて感情をぐちゃぐちゃにさせられる作品がまだあったなんて……と圧倒させられました。


光のとこにいてね/一穂ミチ

たった1人の、運命に出会った

古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。
彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。
どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。

運命に導かれ、運命に引き裂かれる
ひとつの愛に惑う二人の、四半世紀の物語

Amazonより引用

この"たった一人の、運命に出会った"というコピーにとてつもなく惹かれてしまいますね。弱いんですよ、こういう強烈な運命とやらに。装丁が綺麗。帯まで美しい。
二人の友情とも恋愛とも違う、ソウルメイト?というのかな。性別とかは関係なくお互いがお互いを強く想っていて、かけがいのない相手。お守りのような存在。自分にとってそういう人がいるというのは素敵なことだな。
読み終わって思わずため息がこぼれてしまいました。  二人がとった行動、二人を取り巻く人たちの選択、これで本当に良かったのか……としばらく悶々と考え、最終的には二人がこれからも「光」のところで生きていけますように……と祈ることしかできない。


透明な夜の香り/千早茜

香りは、永遠に記憶される。きみの命が終わるまで。
元・書店員の一香がはじめた新しいアルバイトは、古い洋館の家事手伝い。
その洋館では、調香師の小川朔が、オーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていた。人並み外れた嗅覚を持つ朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親など、事情を抱えた依頼人が次々訪れる。一香は朔の近くにいるうちに、彼の天才であるがゆえの「孤独」に気づきはじめていた――。
「香り」にまつわる新たな知覚の扉が開く、ドラマティックな長編小説。

Amazonより引用

好き!!!(語彙力放棄)
この物語の世界観、しんっとした空気。
ずっと浸っていたいような心地よさ。
読んでいて五感が研ぎ澄まされるような感覚。読み終わりたくなかった……。


ペーパー・リリイ/佐原ひかり

野中杏、17歳、結婚詐欺師の叔父に育てられている高校2年生。
夏休みの朝、叔父に300万円をだまし取られた女性キヨエが家にやって来た。
キヨエに返してやりたい、人生を変える何かをしてあげたい。
だってあたしは「詐欺師のこども」だから。
家から500万円を持ち出し、杏はキヨエと一週間限定の旅に出る。
目指すは幻の百合!

Amazonより引用

夏×旅×凸凹コンビ
最高のロードノベルここに爆誕!
あまりにも愉快痛快爽快。 エネルギッシュ!
間違いなく2022年読んだ中で爽やかさNo.1


新しい星/彩瀬まる

私たちは一人じゃない。これからもずっと、ずっと

愛するものの喪失と再生を描く、感動の物語

幸せな恋愛、結婚だった。これからも幸せな出産、子育てが続く……はずだった。順風満帆に「普通」の幸福を謳歌していた森崎青子に訪れた思いがけない転機――娘の死から、彼女の人生は暗転した。離婚、職場での理不尽、「普通」からはみ出した者への周囲の無理解。「再生」を期し、もがけばもがくほど、亡くした者への愛は溢れ、「普通」は遠ざかり……。(表題作「新しい星」)

美しく、静謐に佇む物語
気鋭が放つ、新たな代表作

Amazonより引用

生きているといろいろある。年々背負うものも増えたりする。でも大人になるにつれ弱音を吐いたりとか、人前で涙を見せることって無くなってきた。つい強がっちゃったり、自分を良く見せたりしてしまう。そんなときに一人でも胸の内をさらけ出せる存在があるのは救われるよね。この物語の友人関係が凄くいいなって思った。
心に効くというか、じわじわと染みる話でした。

 

こんな感じ!
感想文こんなのでいいのか??

2023年もたくさん本を読みたい!!!

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