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中学校社会科に単元内自由進度学習を取り入れたら・・・①(再編集) 「イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」」

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

先年の三学期間は朝にマクドナルドで朝読書を行うことができました。主に読んでいた内容は安宅和人さんの「イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」」です。

そこの中に「バリューある仕事」を追求するために「時間ベース」で考えるのか、「アウトプットベース」で考えるのかという話がありました。現状、今の学校は「時間ベース」だなと感じます。

「50分」という授業時間の中で何を学習するか。

学習内容を理解するスピードは人それぞれ違うというのに、毎回みんなで同時進行の学習をすることが必要なのだろうか。

この本をきっかけに、そのことをすごく考えるようになりました。

中学校3年生を対象に行われている「受験対策」です。私の勤めている学校は公立中学校で、周りにさまざまな高等学校があるために本人達の希望にあった進路選択が可能です。(学校で受験対策を2ヶ月弱も行うことがどうなのかという是非はここでは置いておきます。個人的には、中学校で教員が高校受験のために日々の授業を行うというのはおかしいと感じています。指導要領にもやれって書いてないし。)

なので、極端な話「理解しなくてはならない最低限度の内容」が違うわけです。(もちろん、学習指導要領の内容を網羅した上で・・・ですが。)

ただ、これは「受験対策」に限った話です。

日頃の授業では違うと思います。

問題になってくるのは、「すぐ理解できる生徒」と「そうではない生徒」の理解度の差を今の一斉授業では「みんな」という尺度でしか授業の進度を変えられないのではないかという問題です。

今回の指導要領でも話題にはあがっていましたが、生徒への「評価」の問題にもつながってくるような気がします。

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