見出し画像

海洋プラスティックゴミ5位はなんと生理用品!?

なんとも、驚いた情報です。
女性の生理用品が海洋プラスティックとなり、近年大きな社会問題となっているのを知っていますか?
ビニール袋の過剰な使用抑制を筆頭とする、プラスチック削減運動のなかでも、意外と見過ごされてしまいがちなのが、使い捨ての生理用品の使用。
その量は1回の生理期間、およそ5日間で使用する使い捨てナプキンの量は1人につき約25枚。1年に換算すると約300枚。生理があるおよそ40年間で、1人につき約12,000枚ものナプキンを使用する計算となります。
世界の人口80億人の半分、約40億人の女性たちがナプキンを使う総量を考えると、ナプキンを廃棄することによる負荷は絶大です。
また、製品によっては、生理用ナプキンのその90%がプラスチック混合物(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルなど)でできていると言われています。これはナプキン1個でレジ袋4枚分に相当する可能性も。
つまり、人によっては、1人あたり生涯で44,000枚相当のレジ袋を、プラスチック混合物の生理用品に使っている可能性があると言われています。燃やせば、気候変動の原因となる温室効果ガス(CO2)を大量に排出することにもなりますね。
さらにナプキンだけでなくタンポンも、ケースはプラスティックでできているので、海に流れつけば、そのプラスティックは海洋を汚染することになります。そして、この生理用品が海洋プラスティックゴミ第5位となっています。

でも、女性の生活には生理用品は必須。ここからは、自分にも環境にも優しい、サステナブルな「生理ライフ」を過ごせる生理用品をご紹介します!

繰り返して使える吸収型サニタリーショーツで環境負荷を減らす

超吸収型サニタリーショーツブランド Be-a<ベア>

画像:Be-a公式HPより

Be-aは、メイドインジャパンの技術を駆使して日本初となる吸収型生理ショーツを開発・販売。同社が展開している「ベア シグネチャーショーツ」は、5層のテクノロジー構造で1日分の液体を吸収することが可能で、ナプキンやタンポンを使わずに通常の下着と同じ感覚で1日中快適に過ごすことができます。また、抗菌・防臭加工で不快な蒸れやニオイも気にならず、お腹部分の生地には女性にはうれしい温もり設計も備えています。
繰り返し使えるため、使い捨ての生理用品から発生するプラスチックゴミも削減でき、社会にも貢献するなど環境に対しても高い意識をもって事業展開をされています。

https://withbe-a.com/

化学薬品を使用しないオーガニックタンポン/ナプキン

オーガニックの製品を使うメリットは

  • 有害な物質が使われていない

  • 土に分解されやすい(従来のナプキンは80年、オーガニックのナプキンは2年)

  • 農薬による自然への悪影響がない

  • 通気性が良い

  • 柔らかくて着け心地が良い

などがあります。化学的な農薬や肥料を使わずに、太陽、水、土地などの自然の恵みだけを頼った農業や加工を行い出来上がるので、食品や体に触れる化粧品の安全性を担保し、人間や動物、植物が健全に過ごしていける地球環境を作りを支えています。

従来のタンポンやナプキンは、レーヨンやオーガニックではないコットンが使用されていますが、オーガニック素材のものは、100%オーガニックコットンが使用されています。
従来のタンポンやナプキンでも安全ではありますが、敏感肌で刺激を最小限に抑え、化学物質を直接肌に触れさせたくないのなら、オーガニックはおすすめです。

日本製オーガニックタンポン ソフィ

言わずもがなユニ・チャームが展開しているソフィ。国産オーガニックコットンを100%使用したシートで吸収体を包んだ日本初のオーガニックコットンタンポン。

https://x.gd/QmRGY

無農薬有機栽培された綿花だけ使用 コットン・ラボ

3年以上農薬・化学肥料を一切使用していない農地で無農薬有機栽培された綿花だけを使用しているコットンラボのオーガニックコットンナプキン。
創業以来10年コットンを主原料として化粧用品、衛生用品、家庭用品を開発・販売をしているコットン・ラボが女性が快適に過ごせるよう開発しています。

https://www.cotton-labo.co.jp/

小さなカップ1個で使い捨ての生理用品やプラスチック廃棄物をなくすことができる月経カップ

環境保護やフェムテックへの意識が高まる近年、数多くのブランドが取り扱いを開始し、近年人気があるのが再利用可能な月経カップ。
実は月経かっぷが登場したのは1920年代。(そんなに前だったことに衝撃!)ただ、使い捨てナプキンやタンポンのようには定着しなかったんだとか。
月経カップは主に、医療用シリコン(非生分解性ではあるものの、リサイクルが可能な人口ポリマー)、 あるいは天然ゴムでできています。膣内に挿入して経血を溜めるタイプで、長時間使用することが可能です。約10年間持つようにデザインされているため、小さなカップ1個で使い捨ての生理用品やそれによるプラスチック廃棄物をなくすことができます。
月経カップの価格は、1個あたり約5,000円程度。5,000円と聞くと高く感じるかもしれませんが、月経カップは10年ほど繰り返し使えるので、使い捨てのナプキンだと毎月約800円〜1,000円ほど費用がかかりますが、月経カップを使うまたは併用することで、かなり費用を抑えることができます。

Youtube「SHELLYのお風呂場」で月経カップのことを分かりやすく説明しているので、載せておきます!

▲SHELLYのお風呂場:【生理のこと】愛用してます、月経カップ! 折り方・入れ方・使い方

毎月来るとは分かっているとはいえ、憂鬱になりがちな生理。快適に過ごせるアイテムと出会いながら、生理用品の海洋プラスティックゴミを少しでも削減していきたいですね。私もこの記事を書きながら、もう少し、自分の体を大事にしたいと思い始め、手軽に始められそうなオーガニックナプキン、タンポンからスタートしてみたいと思いました。
皆さんも試しながら自分に合うものを選択しながら、サスティナブルな生活を一緒に始めてみませんか??

この記事が参加している募集

#SDGsへの向き合い方

14,672件

一緒にデザインやサスティナブルやウェルビーイングについて学びましょう♪楽しみましょう♪ いただいたサポートは活動資金に使わせていただきます!