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世界は脱炭素社会へ!脱酸素とカーボンニュートラルの違いは?

2年ほど前から脱酸素、カーボンニュートラルなんて言葉が巷に飛び交うようになり、知っているような顔をしながら(笑)よく分からないまま来てしまいました…。今日はこの難しそうな言葉の意味やどこがサスティナブルなこと繋がっているのかを調べてみました!


脱酸素とカーボンニュートラルの違いは?

脱炭素とは、CO2(二酸化炭素)など温室効果ガスの排出をゼロにすることです。脱炭素を実現した社会を「脱炭素社会」といい、日本政府は2050年までに脱炭素社会を目指すと宣言しています。
脱炭素の取り組みは、「温室効果ガスを全く排出しないようにする」という意味ではなく、温室効果ガスの排出量から植物によって吸収される量を差し引いて「実質ゼロ」を目指しています。
脱炭素を実現するには、
①温室効果ガスの排出量を減らす
②植林や森林管理で温室効果ガスの吸収量を増やす
ための2つの取り組みが必要です。

カーボンニュートラルとは、CO2をはじめとした温室効果ガスが実質ゼロであることをさします。人が排出した二酸化炭素と植物が吸収した二酸化炭素が同じ量であれば問題ないといった考え方です。温室効果ガスの排出量を実質ゼロとする「脱炭素」と同じ意味で使われています。

脱炭素できないと何が起こる?

ではなぜ、脱炭素化・カーボンニュートラル実現が急がれるのかご存じですか?その理由は意外と私たちの生活に密接に関わってくることが多いことが分かりました。

1.地球温暖化が進んでいる

以前、暑い理由をnoteで書きましたが、温室効果ガスの大量排出により地球は温暖化の一途を辿っています。温室効果ガスの排出を抑制しなくては、更に温暖化は進み、人々や生態系に取り返しのつかない影響を与える可能性が高まっているのです。

2.化学燃料の資源がなくなっていく

化学燃料を燃やして得られるエネルギーによって、これまで社会が発展してきました。しかし、このままのスピードで化学燃料を消費していると、将来、資源がなくなると予想されています。
化学燃料の資源の種類とそれぞれの寿命は以下の4つとなっています。

石油:寿命50年
天然ガス:寿命50年
ウラン:寿命115年
石炭:寿命132年

化学燃料は埋蔵量に限りがあるので、使い続ければいつかはなくなってしまいます。そのため、化学燃料に代わるエネルギー資源を確保することが、大切になります。

脱炭素社会のために私たちができること

私たちが生活の中でできることは、温室効果ガスを排出する化学燃料(石油、天然ガス、ウラン、石炭)の使用を減らすこと。巡り巡って、化学燃料の節約にもつながり、エネルギー資源の枯渇を防ぐ意味でも脱炭素は重要な取り組みとなっています。日々の生活から始められるものをまとめてみました!

マイボトルやエコバッグから始めませんか?

石油から作られているプラスチック。プラスチックごみを燃やすと温室効果ガスが排出されるため、プラスチック製品の利用や購入を減らすことから、始めるのはいかがでよしょう?例えば「マイボトルやエコバッグを持ち歩く」といった簡単なことから始められますよ。長期で使用するので、自分のお気に入りのデザインを選ぶのもいいですね。

食品のロスをなくす

できる限り食べ残しを減らせられるよう「料理の方法」や「食事の仕方」を工夫してみませんか?例えば、材料を最大限に使ったり、食べ物は残さないなど、コツコツと続けることで長期的な食品ロスを改善させることができます。
また、コンビニやスーパーなどでの買い物時に、陳列棚の手前から買う「手前取り」もオススメです。陳列棚の奥の方が賞味期限が新しく、手前になるにつれて古くなります。消費者全員が奥から商品を取ってしまうと、賞味期限に近いものが残されて、最終的には廃棄される量が多くなってしまいます。最近では、コンビニやスーパーなどでも手前取りを促すPOPがついていたり、実践するとポイントが付いたり、割引がされたりするお店もあるようなので、そのようなお店を積極的に利用するのもいいかもしれません。

他にも公共交通機関の利用や、省エネを心がける、クールビズやウォームビズなど取り組めることはたくさんあります。どれも大事なのは「自分の生活の中で取り入れられることを、長期的に続けること」が大切です。自分に合った形でぜひ続けてみてください^^またこちらでも他のアイデアなど紹介していきたいと思います。

日本の企業の取り組み

最後に。個人だけでなく、企業も脱酸素の取り組みを行なっているので、ご紹介します。
日本全体ではレジ袋が有料化されたり、プラスチック製のストローを紙製に変える企業が増えたり。社会全体でプラスチック製品削減の取り組みが進められています。
また、プラスチックごみは海への流出も懸念されていて、「地球環境を守る」という大きな目的のためにもプラスチック削減は重要です。

脱酸素、カーボンニュートラルの目標の先に

たった1℃の気温上昇で、地球には大きな変化が生じています。これからの未来のためにも今、地球温暖化の原因となっている温室効果ガスの排出を減らしていかなければなりません。個人のアクションがやがて大きな力となり、地球の未来を変えていくはずです。今日から始められる取り組みで、一緒にサスティナブルな社会にしませんか?



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