わたし、不器用ですけど…そこがまた素敵なんです
私はとても不器用だ。
小学生の時に書いた七夕の短冊は
「器用になりたい」であった
そこからずっと自分、不器用ですから…を引きずって生きてきた。
手先も不器用だけど、新しいことを理解するのにも少し時間がかかる
学生時代にレジ打ちのバイトをしていたけれど、その時も返品交換など、その他諸々理解するのに半年かかった。
あまりの理解力のなさに
当時、宇宙人と呼ばれていた。
このボタンとこのボタンを押したらいい。ってそんな教え方をされても
それが複雑に絡み合った時、私には対応出来ないよ!とその辺りの簡単な説明を脳みそが拒んだのが原因だ。
レジのシステム、流れをしっかりと理解しないと進めない。要領が悪いということだろう。
でも、そのかわり半年後には大体のことが飲み込めたので、周りが頼ってくれるほどの存在にはなったと思う。
そこで、私は不器用だけど時間をかけたらちゃんと理解できる人間だ。
と少しだけ自分自身の株を上げた。
どんなに新しいことも、何とかなるだろう。どんなに最初はとっちらかってても、何とかするだろう。と自分への信頼を持てるようになった。
諦めなければなんとかなる。最初は実験だ。色々やって最適解をみつけよう。それが自分の根底にある。
習慣になるようなことも日々続けていけば身についていくように、知識も日々やり続ければ自分に染み込んでいくと思っている。
「自分の当たり前」にするんだ。
これはステキな考え方だな。と本を読んで感激すると、その本をいつも持ち歩いて空き時間にその一節を何度も何度も読んで確認した。
染み込め、染み込め
私の当たり前になれ
この本を書いた人みたいにステキな考え方を出来る人間になりたい
染み込め染み込め
お風呂に入りながら、寝る前、起きてすぐ
染み込みやすい時間を狙って最近は読むようにしてる。段々と効率がよくなってきたね。
年をとってから、新しい知識を身につけるのは難しいというけれど、そんなことはない。
まあ、子供のように、すぐは難しいだろう。
でも、それならば1年、2年、猶予をあげればいい
わたしの当たり前はそんな風に作られる。
本気で身につけたいならば、そういうやり方もあり。
今の仕事を始めて家具の知識を学ぶことになり、最初は頭に入らなかったけど何度も何度も繰り返し読んで言葉にして説明して身につけてきた。
大人になったら勉強しなくていいなんて誰が言ったんだろ。
楽しく仕事をしたいなら、勉強はいつまでたっても終わらないぞ
まあ、それもいい
私は学ぶことも好きだから
短冊の願い事。叶ったかな。叶ってはいないかな。
でも、不器用なままの自分だからみつけた法則もたくさんあるし
なによりも、不器用な自分が結構好きだよ
そう教えたら、あの頃のわたしはきっとビックリすると思う
わたしの伊勢物語2020(22)
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