希【詩】
独りで佇む畦道
すべてが悲しみと溶け合い
マーブル状態
私の手は何も掴めないでいる
藻搔き苦しみ
できたてのかさぶた掻き毟る
SOS
SOS
誰かに発信しても
何も返ってこない
ましてやこんなに忙しい日々では
そんな中舞い降りた天使は言った
あなたは誠実なのだと
だから大丈夫
私は誠実なものか
こんなに薄汚れいたずらに日々を浪費している
それでもあの人は目を逸らさず言った
大丈夫だと
気づけば大粒の涙と共に汚れは消え
私は生まれ変わったかのように
希はあると
そう信じた
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