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ヲタクのダンス(2023年1月27日の日記)

 DJイベントというものに生まれて初めて行ってきた。クラブとかはウェイの巣窟というイメージが強く、ビビって今まで一度も行けずにいたが、今回はロケーションが最高過ぎて行くしか無かった。
(↓こんな場所)

 ジャンルとしてはEDMというよりIDM。エレクトロニック・ミュージック全然詳しくないから、適当なことしか言えないけど。ハウスなのかな?ゴア・トランス?いややっぱり止めておこう。全然見当外れなこと言ってたら恥ずかしい。

 授業終わってから向かって、16時頃に着いてそこから22時近くまでずっと、爆音の中で揺れて踊って揺れてた。

 結果目も耳も鼻も、頭も体も、人間の全部が変になった。行く前とは全くの別人。漏れはもうnoteやTwitterなんて鬱々とした事はやらない陽キャでつ。日記て、根暗じゃん(爆笑)時代はInstagramとショート動画なの。文字の感想とか、ないない。布団の中でお気持ち表明してる暇あったら今すぐお外出ろ!お外!


(↓こんなイベント)


(↓動画も撮った)


 やっぱ感想書いとかないとだめかなー。本当に初めての経験しか無くてずっと圧倒されてたから、全部覚えてるし何も覚えてないみたいな感じで、陽キャの俺には文章に纏める自信がないんだが。でもこの感覚記録しときたいしな。

 まず言えるのは、ひたすらに音がでかかった。小さい箱のライブハウスのスピーカー前とか比べ物にならない。でかすぎて耳で聴いてるという感覚が無い。自分の体がでっかいスピーカーコーンになったような、それぐらい全身がバリバリと震える。どっちから音が聴こえてるかと言えば前方な気はするんだけど、高い壁に何重にも反響して音が体を通過していくので、目を閉じていると空間に溶ける様な感覚があり、方向感覚まで希薄になる。

 目を開くと、スモークと白い息と曇った眼鏡に、レーザーとスポットライトとストロボが反射して、ぼんやりとバチバチと暗闇が絶え間なく繰り返される。光の点滅が苦手な俺は危うくポリゴンショックを起こしそうになる。

 そしてこの場所は元々スパイス倉庫として使われていたらしく、倉庫内はスパイスの刺激臭が充満している。外の屋台で買ったシシケバブとアブサンも口の中で強力な匂いを発し続ける。何故か犬連れてきてた人近くにいたけど、耳も鼻も確実に死んだだろうな。R.I.P.

神戸のアブサンバーKATAKAMNA
アブサンだけで何種類もあって、店員さんに聞きながら3種飲んだ。ハマるかもしれない。

  そんな新手の拷問かのような空間で、音楽は途切れること無く、無限に鳴らされ続ける。最初はただただ圧倒されて、なんとなく揺れていた。だが次第に体の内側からの沸き立ち押し寄せる激しい「もっと揺れたい願望」みたいなのを抑えきれなくなり、自然と踊らされてしまった。

 ダンスなんて人生で一度もやったこと無いし、普段は引きこもりのキモヲタのふりをしてる陽キャだから、身軽に踊れる筋肉なんて無い。傍から見れば怪異の「くねくね」のようなキモい動きだっただろう。ただ音や振動と一体化したいという欲望に突き動かされ踊った。人間の根幹的な部分で音やリズムを楽しんでいる感覚があった。音楽や踊りって本来こういうものなんだろうなーとか考えて、それを体験できていることに果てしない幸福感を感じた。あれがトランス状態かそれに近い状態なんだろうか。ゴッホが幻覚見たとか言われるアブサン飲んでたしな。

 なんにせよ、自分の中で音楽というものの再定義が行われた一日だった。


■今日聞いた音楽紹介
(今回は省略)



インターネットなんてやめて一生踊って暮らそうかな

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