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コミュニケーションデザイナーが入社2ヶ月で作った社内コミュニケーションの話

マネーフォワード ビジネスカンパニー、BXデザイングループの harayumi です。

あっという間に入社2ヶ月。
まだ覚えることだらけの日々ですが、この2ヶ月でやった主なことを3つご紹介しようと思います。

「キャッチアップ期間中にもできることはたくさんある!」の紹介になりますので、異業界転職に不安がある方に読んでいただけたら嬉しいです😊

グループ爆誕! 共有・振り返りサイクルを作る

今まで『マネーフォワードクラウド』のBX・コミュニケーション領域を担当するデザイナーは2人でした。

ここに私が加わって3人。

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マネーフォワードクラウドのBX・コミュニケーションをデザインしている人たち

グループっぽくなりましたが、このまま「ガンガンいこうぜ」を唱えると情報やナレッジの共有面において、どこかで誰かの取りこぼしが起きてしまいそうです。

いや、起きる絶対。

まず目的を言語化して内容を検討し、週次で共有の場を作りました。
共有会でやることは以下の3つです。

1)週の振り返り

miroを使ってKPT(Keep・Problem・Try)を書き出し1人ずつ発表していきます。
同じProblemを感じていることがわかったり、解決案を出し合ったりして安心や改善へ繋げていきます。
たとえその場で解決できないことでも、まず共有しないことには始まりません。

共有会の冒頭に、みんなでせーので書いていきます

KもPもTも、たくさん出ると嬉しくなりますよね😊

ひとつのボード上で振り返りを貯めているので、振り返りの振り返りも楽しいです。
走っていると体感が小さくても、俯瞰して見ると確実に良い変化をしているのがわかります。

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入社1〜2週目の私

ファシリテーションもたどたどしかった初回のものを久しぶりに見てみたところ、「何がわからないかわからない」みたいなことを言っていました😇

2ヶ月後の今の付箋はアップでお見せできないのですが、頼れるメンバーに助けられてすっかりこの状態からは脱していますし、皆のKPTも濃い内容になってきているように感じます。

時に業務以外の振り返りも披露しがちな人たち

2)各自の担当プロジェクトで学んだことの共有

振り返り項目はKPTにKnowledge(知識)を加えた「KPT+K」となっています。
各々が違うプロジェクトのデザインを1人で担当しているケースが多いので、そこで得た気づきを持ち帰り共有します。
個人の学びからメンバー全員のナレッジに繋げ、パフォーマンスを底上げ、加速させていきます。

3)担当案件の進捗共有

タスク管理にはasanaを使っています。
共有会の前にSlackでリマインドが飛び、各自が以下を入力します。

・今週やったことの実工数を入力してDoneセクションに移動
・来週やることをBacklogから引っ張ってきて工数見積もりを入力
・進行中のものは進捗状況を共有

これで各自の負荷状況が把握できます。

各タスクがどの目標に紐づいているかも設定でき、ダッシュボードで一元化できるようになっています。

asana最高ですよね。好き!

このやり方は今までの経験を活かして策定したものです。
ドメイン知識習得中でも、組織貢献面でできることはたくさんありそうです。

ふんわりしていた依頼〜レビューフローの仕組み化

コミュニケーションデザイナーは、マーケ・広報・人事・ビジネスサイドをはじめ、たくさんの部署と連携して共創をする機会があります。

今まではメンバー2人のどちらかに適宜頭出しがされ、「どこで誰に相談すれば…ここでいいですか?」と迷いが生じているケースもありました。

前述の通り3人体制になったこのタイミングで、一連の流れを整備する必要がありそうです。仕組み化してしまいましょう!

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作り始める前の課題整理

抱えている問題・よく来る相談を洗い出し、どういう状態になるのが望ましいかをしっかり言語化してから、問題解決できるフローを探ります。
(こう書くとまるでプロダクトデザインのようですね😊)

  1.  slackから相談を投げる

  2.  BXデザイングループのデザイナー全員が同時共有

  3.  asanaにタスクが自動起票される

  4.  担当デザイナーのアサイン

  5.  相談側・デザイナー側双方のチームにアサイン情報を同時共有

slack、Zapier、asanaを使ってこの流れを一気通貫でできるワークフローを作りました。

デザイナーが受託的にならずにHowを考え、有意義な共創をすることが大事ですので、フォームの項目はスケジュールや相談者名だけではなく、施策のターゲット・目的・目指すお客様の状態(ユーザー体験)の入力欄を設けています。
また「依頼」と言う言葉は使わずに「相談」としています。

デザイナー側だけでなく、相談側のチームでも共有されることがポイント

マニュアルも作り、今まさに運用開始をしたところです。
たくさんの方に関わることなので、目的もしっかり明記します。

何をするにも目的の明文化は大事!

レビューも、関わるデザイナーが少なかったため決まったスタイルはありませんでしたが、まずはデザイナー内に展開 → 相談元への展開の流れになるよう、専用のSlackチャネルが用意されました。

仕組み化・効率化観点でも、転職後すぐにできることはありそうです。

広告やスライド作り

デザイナーとしてのアウトプットは、まずは小さめのものからスタートしてキャッチアップに繋げていきます。具体的にはこのようなものです。

・雑誌や新聞などの広告クリエイティブ
・営業やカスタマーサクセス用の資料
・カンファレンスの登壇スライド

広告

マーケターと壁打ちしながら、どのような情報整理や画作りをするとユーザーに価値を伝えられるのかの解像度を高めていきます。
また、実務を通してデザインガイドラインやトンマナを頭に叩きこんでいきます。

スライドや資料系の作成

やってみて気づいたのですが、これがとても勉強になります。
入社直後に大きめのものを担当する機会に恵まれたのですが、ドメイン知識をインプットする最高の機会となりました。
営業資料やカスタマーサクセス資料はプロダクトの概要をわかりやすく整理して伝える必要がありますし、
カンファレンスの登壇スライドは事業モデルやこれまでの歴史を掲載するケースが多く、組織を引っ張っている方々の考えやビジョンも入れ込むので、ドメインやコーポレート全体に対する理解が深まりました。

スタートダッシュするためには、アウトプットとインプットを別のものと考えず、同時にしていく意識が大切ですね。

まとめ

あまり「こんな成果物を作ったよ」という話は出てきませんでしたが(もちろんここに書いていないことも色々やっています…!)、対外的なアウトプットのデザインも社内コミュニケーションのデザインも、同じくらい楽しいなと実感する最近です。

これはマネフォのデザイン組織が「デザイナー」をとても広く捉えている、という環境のおかげかもしれません。

さいごに

そんなマネーフォワードのデザイン組織に興味がある!という方は、ぜひこちらもご覧ください😊

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