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ベートーヴェンを毎日聴く193(2020年7月11日)
『ベートーヴェン/12のドイツ舞曲 WoO8』を聴いた。
ベートーヴェンを毎日聴く193
— Harayan (Herbert von) (@HarayanV) July 11, 2020
12のドイツ舞曲 WoO8。1795年。
ドイツ舞曲はウィンナ・ワルツの前身でもあり、三拍子が刻まれる優雅な作品。当時大活躍している作曲家に舞踏会の作品依頼されるので、作曲者もその一員になったということ。今年のVPOニューイヤー・コンサートでも演奏された。 pic.twitter.com/zFS2tjfwDC
この作品は先にも書いた「12のメヌエット WoO7」と同じで、未亡人や孤児のための基金を集めるための慈善イベントであるウィーンの芸術家年金協会が開催した仮面舞踏会のために作られたもの。
この仮面舞踏会は毎年、ウィーンで活躍する作曲家に舞曲が依頼されたが、初年度はハイドンがその役を担い、「12のメヌエット」「12のドイツ舞曲」の2曲が演奏された。ベートーヴェンも同じく「12のメヌエット」と「12のドイツ舞曲」を作ったが、これは舞踏会のお決まりなのであろうか、それともハイドンに敬意を払ってその形式を踏襲したのかはよくわからない。
師匠のハイドンと同様の役割を担ったベートーヴェン。すでにウィーンで活躍する作曲家として認められたということである。ウィンナ・ワルツの前進であるドイツ舞曲は優雅でもあり、力強くも感じる。
David MarkによるPixabayからの画像
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