揚げ物天国　カフェ　はづき　東かがわ市

子どもの頃、揚げ物が大好きだった。
おかんが作った豚のヘレ肉をつかった、一口カツ。
そのとんかつが大好きだったので、
給食に出てくるロースとんかつの脂身が苦手だった。

おかんのコロッケも大好きだった。
おかんのコロッケは俵型。
ツナがたくさん入っていた。
おかんのコロッケしか食べていなかったから、
平べったい普通のコロッケは、
なんか物足りなかった。

そんな揚げ物大好き少年も中年のおっさんに
なって、健康を気にするようになり、
揚げ物を避けるようになった。

自分が中年になったということは、
母は老年になったということ。
ろくすっぽ連絡もしていないのだが、
この間、母が死ぬ夢を見た。

絶対的な孤独。
妻も娘もいるが、
母がいなくなるということが、
こんなにも地面が崩れ落ちるぐらいの
よるべのないものだということを気付かされた。

なんかそんなことを
東かがわ市、カフェはづきのフライ定食を
食べたときの写真を見て思い出した。

いなくなって知る親のありがたみ。
いなくなる前に夢でしれたのだから、
このチャンスを大切にしたい。

妻からはいつものように、
「マザコンクソ野郎」と呼ばれても…

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。