見出し画像

目の見えない白鳥さんとアートを見にいく vol.8 東かがわ市 とらまる公園

目の見えない人に説明するかのように
アート作品を鑑賞する企画。
第8弾。

東かがわ市とらまる公園には、
ダリ彫刻の森以外にも、
アート作品が展示されている。

この作品もその一つ。
東かがわ市「人形劇場とらまる座」
その横に鎮座する。
包帯を巻いた親指のようにも見える。

別の角度から見ると
ガーナチョコ&クッキーサンドにも見える。

作品は真ん中のガタガタした線で上下に別れている。
作品の上部はセメントのような質感。
毛糸玉のような、模様が入っている。

作品の下部はやまぶき色。
模様は自然な岩そのままのようにも見えるし、
作者の意図で入れらた模様にも見える。

上部の毛糸玉模様の真ん中は
模様が薄くなっている。
模様は大きなヘラでつけられたような
深くしっかりとした線。

この作品を見ているとザワザワする。
上部と下部がまったく調和していない。

人間の営みと、
自然の営みが対立している様を表現したかったのだろうか。

自然の上に人工物を置くことで、
人間が自然に支えられていることを表現しているのだろうか。

支えられている人工物が自然の上部に乗っかることで、
人間の傲慢さを表しているように感じる。

この作品のように、人間と自然が不協和音を
起こすのではなく、調和していけるようにしていきたい。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?