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2023年 新入社員のタイプ

この記事は2023年4月3日にアップしました。
今年は4月1日が土曜日であったので、本日4月3日が入社式という会社も多いのではないでしょうか。

2023年新入社員のタイプについて今回は記事にしました。
2021年・2022年の記事も載せておきます。

さて、2023年のタイプは「可能性は∞(無限大) AIチャットボットタイプ」だそうです。

新型コロナウイルス感染症の猛威のなか、大学生活のほとんどをオンラインのカリキュラムで過ごした今年の新入社員。インターンシップや就職活動もオンラインでの選考がごく自然に盛り込まれ、むしろ対面での機会を増やそうという流れの中で入社を迎えた彼らは、対面でのコミュニケーション不足から、こちらに特別意図のない発言やしぐさでも、ストレスに感じてしまうことがある。一方で、知らないことがあればその場でごく自然に検索を始めるデジタルネイティブ世代である彼らは、さまざまなツールを扱い答えを導き出すことにかけては、すでに高いスキルをもっている。

 先輩社員は、彼らの未熟な面や不安をこれまで以上に汲み取りながらコミュニケーションを取ってほしい。AIチャットボットが適切なデータを取得することで進化していくように、彼らは適切なアドバイスを受けることで、想定を超える成果を発揮する可能性に満ちている

産労総合研究所「2023年度(令和5年度)新入社員のタイプ」
https://www.e-sanro.net/share/pdf/research/pr_2303.pdf

「なるほど、こういう捉え方もあるのか」と思います。
一方で、私自身が協会代表の他、大学院受験予備校の講師や、現役の新卒採用面接官の立場があるのでちょっと心配と感じる面はあります。

大学生活をオンラインで過ごさざるを得なかったことから、コミュニケーションの場を自分で作り出す学生もいる一方で、その輪に入れなかったり、誰か言い出しっぺがいないと動けない学生も増えていることが事実と思います。
リアルの状況であっても、同じく能動的・受動的な人はいるでしょう。オンラインが主流になった世の中ではこれがとても顕著になっていると感じます。

すぐ検索をして、調べるというスキルは高く、様々なサイトやサービスを駆使して使えるものの、その調べ方は表面的にとどまっていることが多く、本質にたどり着けていないこともしばしばあります。
リアルのコミュニケーションがない分、深掘りして質問される経験が少ないためなのか、とも感じます。

下記に、当協会の【職場のストレス対応力調査】「働き方別」の調査結果を紹介します。
働き方を、「オフィスや出先中心」「在宅中心」「その他」に分け比較したものです。
自己効力感・やり切る力・適応力回復力・リスクに応じた楽観的姿勢のいずれの項目も「在宅中心」の働き方が高く出ています。

一般社団法人日本ハラスメントリスク管理協会 
2022年【職場のストレス対応力調査】調査(n=365) 


回答者の8割以上がコロナ前から社会人であったため、オフィス勤務との比較して心が楽と言うことは有るのかもしれません。
ただ、コロナ後の入社者においては、いきなりオフィス勤務になると大きなストレスがかかる可能性があります。

早期離職やメンタル不調を防止するために、職場では先輩や上司によるコミュニケーションがより重要になるでしょう。

新入社員に気を使いましょうということではなく、マネジメントの本来の姿をそのまま実施することです。
・本人の力を信じて、適切な援助を行う
・怒るのではなく、本人の行動の修正や強制のために指導する
・できたら褒める
など当たり前のことをちゃんとやる、です。

新入社員自身も、気を遣われすぎると仲間になり切れない感じがして逆にストレスが溜まってしまいます。

「可能性は∞(無限大) AIチャットボットタイプ」という2023年の新入社員の表現は言い得て妙です。

彼ら20歳前後の情報検索力や、トレンドの掴み方、センス、考え方は40代の私にとってはもちろん、30代と比較しても異次元であると言えます。
これからは「新入社員に教えてあげる」ではなく、異次元の感覚を先輩社員たちも学ばせてもらうスタンスを取っても良いのではないでしょうか。
互いのジェネレーションにおける情報をうまく共有・融合すると新たなサービスも生まれるかもしれません。

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【リンク一覧】
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★やってみて:職場のストレス対応力テスト

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