「ストレスが溜まると攻撃的になってしまう」をどう解消するか
普段は温厚な人も、ストレスが溜まるとイライラしてしまうでしょう。
イライラすると、攻撃的になる傾向があります。
これは生理的なものです。
ストレスがかかると、思考や意思決定、感情のコントロールなどを行う脳の部位の機能が低下します。そして、慢性的なストレス状態は、感情の中枢である大脳辺縁系の「扁桃体」が活発になります。
つまり、①感情を抑制する機能は下がっているのに、②感情は活発になる
ことが起きるのです。
そのため、ちょっとしたことで怒りを感じてしまう。ひいては他者に何らかの攻撃を加えてしまうこともある、というのです。
だからと言って「イライラしたから攻撃した」は通用しません。
攻撃した側にも社会的制裁が下されてしまいます。
こんな時は、セルフモニタリングとストレスコーピングという方法を使うと、少しストレスを減らせるかもしれません。
1)セルフモニタリング
最近ストレスを感じた場面を思い出したり、現にストレスを感じている状況について、書き出してみましょう。
このように自分のストレスを自覚することで、次にどんな対応を取ると良いか方向性が見えてきます。
2)ストレスコーピング(ストレス対処法)
いろいろなアプローチがあります。
すべてをやりましょうという訳ではなく、自分に合ったものをうまく取り入れると良いでしょう。
職場のハラスメント問題は、被害者の立場で語られることが多いのですが、それではなかなか問題は解消しません。
もし自分が誰かを攻撃していたら、嫌な思いをさせていたらと客観的に考え、自分自身の機嫌を上手に取っていくことが大切であると考えます。
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