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障害者経営者の就職活動記録3

身体障害者で法人を経営している私は会社員として就職できるのか、というお話

前回の話
【紹介してもらった会社と給与】

【一次面接の結果】

今回の就職では、面接で迎合しないことにしました。
無理に自分の価値観に合わない会社や考えが合わない人と働いても幸せになれないと思ったからです。

気になったことはどんどん質問しようと臨みました。

そのスタンスで挑んだ結果が下記です。

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A:製造業(約800名 非上場)→突破
B:教育サービス業(約700名 非上場)→突破
C:教育サービス業(約200名 グロース上場)→突破
D:人材サービス業(約500名 特例子会社)→選考まち
E:金融サービス業(約400名 プライム上場)→不合格
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個々に詳細を記します。

■A社の面接
人事マネージャーとの面接。

A社が製造している医療用の商品は、特定の症状がある人にはかなり助かる商品です。
子どもの頃から入退院を繰り返してA社の商品の購入を検討したことがある私にとっては身近に感じられました。

人事マネージャーとの面談の中で自分の今までのキャリアや、貢献できそうなことを話しました。

質問の1つに「人との関係性で大事にしていることは何か」とありました。

「人と仲良くしたいという意味で相手を知りたいとは思っていない。自分にとって人は経営資源であり、研究の対象だからです」

と答えました。

その考え方を面白いと思っていただいたようで、次の面接(最終面接)に進めることになりました。

障害者枠採用だったところ、それはいったん置いておき、人事として一緒に企画などの考える仕事をしようと案を頂きました。

当初と流れが変わったので選考過程にSPIが追加され、その後人事部門の責任者との面接の流れになりました。

紋切り型ではなく、採用するという目的をブラさない姿勢のマネージャーが素敵と思い、A社が第一志望となりました。


■B社の面接
人事担当者との面接。

事前にエージェントより、B社に関するたくさんの資料を送ってもらいました。なんと五次面接まであるとのこと。

人事との一次面接では自分の詳細の経歴と、今後のキャリアの中で実現したいことを深堀りされました。

選考過程が多いことで志望度は下がってしまいました。
人間が何度面接したとしても、相手の本質や仕事でどれほど成果が出せるかは分からないからです。それに時間をかけることの合理性を感じられないためです。

B社の哲学はあると思うのですが、自分とは考え方が違うと思いました。
質問にはすべて答えたので、一次面接は突破しました。
二次面接では価値観が合うところも出てくるかもしれないと思い、次のステップに進むことにしました。

■C社の面接
人事担当者との面接。

ニュースなどでよく目にする、最近上場した勢いのある企業。
拡大期であり始めての障害者採用ということです。

これまで事業を推し進めることにパワーを注いでいたので、業務の改善余地はあるということ。
自分の人事としてのキャリアと、製造業で叩き込まれたQC(クオリティコントロール)やシックスシグマによる業務改善で貢献できることを伝えました。

コミュニケーションのスムーズさを評価され、二次面接(最終面接)に進むことになりました。


■D社の面接
人事2名との面接。

大手企業の特例子会社で、人数も500名ほどの企業です。
特例子会社と言えば、軽作業を行うイメージが強かったのですが、この会社では障害があるだけで、業務の難易度は一般採用と変わらない人が多く働いています。

障害の程度もあるため、一定期間向いている職種を見極めてから配属するということ。

障害がある人への配慮がされたオフィスや勤務体系が整っており、さすが先進的と感じました。

一次面接の結果は2週間経ってもありません。


■E社の面接
人事2名との面接

金融のベンチャー企業。IT企業にも近い。
コミュニケーションがドライな感じを受けました(いい意味でも悪い意味でもなく、印象です)。

面接の序盤からあまりしっくりこない印象がありました。おそらく、面接官も同様であったと思います。

できれば営業のサポートが欲しかったようなのですが、人事としての貢献を話してしまったため、互いの意向が合わず一次面接で不合格でした。


以上が5社の結果です。

面接で「あなたは周りからどんな人だと言われますか」と3社で聞かれました。

これはどういう意図なのか、もしお分かりになる方がいれば教えていただきたいのです。
今の面接のトレンドなのでしょうか。

初対面の人にそれを聞いてどうするのだろうと疑問に思いました。
一定期間一緒に働いて評価していく中で、自己理解できているか確認するのなら分かるのですが…。

また、今回面接を通しての感想は、自分をつくらないほうがうまく行く、ということです。
聞きたいことは聞けばいいし、自分の価値観と違うことは、むしろ言ってしまった方が相手に間違いなく人物像が伝わるので良いと思いました。
互いに無駄がない。

次回は二次面接の結果についてnoteします。

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