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【はらっぱとそらプロジェクト】は「困難を感じているこどもたちの自信を回復する」お手伝いをしています

noteのアカウントを【はらっぱとそらプロジェクト】@千葉松戸として取得してから、まずはプロジェクトの全体説明を…と思っていたのに、なかなか書けずに数ヶ月。

いくつかイベントが開催でき、企画も反響が得られて、やっと書けそうな気がするので書いてみます。

<目次>
・千葉県松戸市を中心に活動しています
・千葉県松戸市の不登校生徒の現状と課題
・不登校生徒が元気になるまでの過程とプロジェクトがやりたいこと
・プロジェクトでやっていること
・これからやりたいこと
・忘れないようにしていること

はらっぱとそらサムネ

【はらっぱとそらプロジェクト】@千葉松戸は、千葉県松戸市を中心に活動しています。発起人の麓 加誉子(ふもと かよこ)は、学校に行っていない10代の子3人の母です。

ミッションは「困難を感じているこどもたちの自信を回復する」です。特に不登校やホームスクール、引きこもりなど充電中のこどもたちの心と情報のサポートを行っています。

勉強や働くことの手前の「元気を貯めて、自信を取り戻し、笑顔で生活できるようになる」過程をサポートするためのイベントや企画を進めています。

◆千葉県松戸市の不登校生徒の現状と課題

中学生437人小学生165人(文科省基準)

一昨年くらいのデータになりますが、松戸市内の不登校生徒の数です。この数字の問題点は以下です。

・イレギュラー登校が含まれない
(保健室登校、別室登校、放課後の顔見せなどは出席扱い)
・支援者は文科省基準の4倍いる実感
(実際は小中学生だけで2400人?)
・高校生が居住自治体に把握されていない
(身近なサポートから漏れている)
・高校生の不登校は中退、あるいは未進学で把握困難?

セーフティネットが脆弱な高校生年代の家にいる子を含め、市内に4,000人の学校に行っていない子がいるとも推測できます。

一方で、子どもが様々な理由で登校できなくなると、学校が提示する対応は以下です。

・登校の要求
・教育研究所(不登校対応部署)の紹介
・適応指導教室の紹介

3人の子どもたちの不登校に対応してきて、学校がこれを提示してくれたら…(情報を出さないのではなく、知らないのかも?)と思ったことが以下。

・「休養の必要」の認知
・「不登校を問題行動としてはならない」という文科省通知
・「親の会」を中心とした民間支援の存在
・学校外の学びの場の存在

学校や教育委員会は責任の所在が課題になることもあり、情報を積極的に提示できないのかもしれませんが、どのご家庭もとにかく「情報不足」に悩んでいる印象です。

体調や気力で狭められがちな子どもたちの「生活の選択肢」を無理なく広げるためにも、情報不足は解消したい課題です。

◆不登校生徒が元気になるまでの過程とプロジェクトがやりたいこと

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学校に行けなくなった子どもたちは、こんな過程を踏んで元気になっていくように思います。段階分けしていますが一方通行ではなく、行ったり来たりを繰り返しながら元気になっていきます。

【はらっぱとそらプロジェクト】では、特に充電期後半からリハビリ期前半の不安定な期間をサポートしたいと考えています。「安心」と「楽しさ」を積み重ねることで自信を重ねて、行動のエネルギーを貯めていけると考えています。

◆プロジェクトでやっていること

① ともだちミッケ会
② こどものまちなか保健室
③ 充電中の子のサポート情報コーナー
④ お仕事コミュニティ
⑤ サポート情報資料郵送サービス(準備中)

【はらっぱとそらプロジェクト】で今、こんな企画を動かしています。

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不登校やホームスクール、ひきこもりなど充電中の子どもたちが交流して、ともだちを見つけられるような場を作っています。気候がいい季節は「遠足ver.」として広い原っぱの公園で開催しています。

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学校などの健康診断を逃しがちで、身長もわからなくなりがちな状況を改善したくて始めました。今はより良い場づくりを模索して休止しています。

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イベント横断企画です。松戸市と近隣で充電中の子や親が活用できる居場所や子ども食堂、地域文庫、学びの場、自立支援施設、相談窓口などのチラシやパンフレット、冊子などを集めて提供しています。

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家に長くいると何かしら「得意なこと」や「好きなこと」が生まれるもの。それを地域のひとの「やってほしい」と繋げて、子どもたちの自信につなげられないかなと広げています。

◆これからやりたいこと

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上記、情報コーナーで集めている資料を、希望者に郵送するサービスを準備中です。体調などで外出が困難でも、コロナ禍で外出を控えていても、情報不足を打開したいと願って進めています。

その他、子どもの権利条約や子ども哲学、子ども六法などについて、ゲームをしながら、学びとエンパワメントを深めるイベントもやりたいなと作戦を練っているところです。

◆忘れないようにしていること

こんなことを忘れないように注意して活動しています

・子どもたちに不要な傷つきを増やさないこと
・子どもが感じている困難を勝手にジャッジしないこと
・子どもには語らないこと、語れないことが必ずあること

時々とても難しく感じますが、諦めず、一歩一歩子ども一人ひとりに寄り添える活動を広げていきたいと考えています。

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イベントに参加したり、応援してくださると嬉しいです。




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