見出し画像

ああすれば、こうなるわけではない

はじめまして、原っぱ大学の新staffコバです。毎日、新型コロナウィルスのニュースを聞いていたら、なんだか気持ちがどんよりしてしまいますし、大宮から逗子までチャリで行きたくなりますよね!?

ってことで「日常に原っぱを」の精神を胸に、公共交通機関を使わず3密を回避して移動する企画。我が愛車レッドドラゴン2号機と共に『人間を半径2m以内に3秒以上留まらせずに、大宮から逗子までチャリで行けるか』企画を検証しました。想定距離110kmを朝10時〜日没までにゴールする!と出発し、日没ぎりぎりに無事到着できました。
コバ、ロングドライブwithチャリに訪れた『ある痛み』をきっかけに舞い降りた「気づき」をまとめています!ぜひご一読ください!!!

画像5

【アレ!?思ってたんとちゃう!🍑】

110キロ程の道のりで3密を避け、感染しない&させないように移動した訳なんですけども、本当に色々と問題が起きました。

準備段階では、寒くないかな?体力は持つかな?信号で人が密集するかな?と想定しまくって、服装や飲み物や車体装備などのできる限りの準備をしたんです。しかし、しかしですね、最大の問題は『ケツの痛み』だったんです。・・・アレ!?思ってたハプニングと全然ちゃう!本当にケツの痛みがキツかった。痛い、痛い、痛い。あぁ、2万円を払ってもいい。誰か、このケツの痛みをどうにかして欲しい・・・・。

防寒用にたまたま持ってきたセーターを思い出す。痛みの震源地である鋭いフォルムのサドルと、痛みに打ちひしがれたケツの隙間に、セーターを挟むという名案を思いつく。セーターを被せたサドルに温もりが宿る。コバ、そっと座る。あ、痛みが和らぐ!!!この110キロの道のりで、コバが一番心を踊らせた瞬間です。

画像2


【ああすりゃこうなるわけではない🌦】

練りまくった計画や断定的な思考は、いざ現場に出ると、ことごとく覆されるって多々あります。自然が相手だとよく起きることです。例えば、山や海などを相手にする場合や、自分の身体を相手にする場合もそう。より自然体に生きている子ども達と関わる時もそうです。何もかもが計画通りになると思い込む感覚に対して、不自然さを感じています。

『蛇口をひねれば水が出る』『契約すれば毎日家に新聞が届く』『早期教育とかモンテッソーリ教育を受ければ頭が良くなる』『可愛い服を着せてあげれば子どもは喜ぶ』『書類を渡せば経費精算してくれる』『待ってれば予定時刻に電車が来る』『客の回転率が120%になれば目標売り上げに到達する』とかとか。現代は、"ああすればこうなる"的な思考が強くなっている気がします。

原因と結果の関連性は頭の中で処理できるほど簡単ではなくて、目の前で起きている全てのことは、思っているよりもずっっっっっと複雑なものの中で成り立ってる。だから、こうやって快適に過ごせるのも、期待通りの成果を得られるのも、見えない場所での凄まじい犠牲と努力で、バランスをとって得られているように思います。

【その瞬間、その一瞬の現場に最良がある🎶】

ああすればこうなる、こうすればああなると頭で考えるわけですが、そう上手くはいかない。自然的なものにそれは通用しない。だから本当は"その瞬間、その一瞬の現場に最良がある"。何をするにもライブ感を意識した方がいい。特に自然から離れている方や、現場が見えない位置で意思決定をする方は意識するといいと思います。

例えば、私が塾の先生をしていた頃に、『ゲームをすると頭悪くなっちゃいますか?』という相談が多々ありました。これも、ああすればこうなる思考。ゲームはやる時間や長さ、どんなゲームをどれくらい夢中でやるか等で大きく変わってきます。だから良い悪いではなく、ゲームをしている子どもの"その瞬間、その一瞬を見て判断したい"と感じるんです。青島刑事の『事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ。』ってやつですね。

画像3


【OWLの感覚を大切にしたい🦉】

OWLとはフクロウのことで保育業界では有名な言葉です。これは大人と子どもとの関わり方についての指針を示してるんですが、大人同士にも通ずると思います。

O=observe観察する
何に興味を持ち、
何を感じているのか観察する。
W=wait待つ
どのように考え、
どのように行動するか待つ。
L=listen聴く
よく問いかけ、
何を伝えようとしているのか聴く。

このプロセスを踏むと必然的に時間が必要になります。物事を断定せず決断せずなので。だから、合理性や成果を強く求めがちな方は、苦手と感じる傾向があるはず。ああすりゃこうなると考えがちな現代人がフクロウの感覚でいられると、また違った世界が見えるのかなぁと思います。だから私は『ああすればこうなる』に偏った感覚を和らげる為に、その瞬間、その一瞬の最良を探るためにOWLしたいです。

画像4

以上、ケツ痛みから学んだことでした。
なお原っぱ大学では、想定外を楽しみ、あたたかく見守る環境が抜群に揃っております。もし『ああすればこうなると考え過ぎて息詰まっている』と感じていたら、山に来て一緒に遊びましょうね!

画像5

そして!!なぜかこの企画は受け継がれ、次のメンバーにバトンタッチします。逗子からの想定距離100キロ、目的地は千葉の佐倉です!バトンを繋ぐメンバーは、、、我らがガクチョー!ママチャリに寝袋担いで向かうそうです。この歳で(もうじき42歳)この学生ノリができる人はなかなかいない!!さぁどうなる?乞うご期待を!!

※出発のタイミングは新型コロナウィルスの感染拡大/緊急事態宣言等の状況により判断します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?